八十路を元気に(5)

草笛光子さんに学ぶ

公開日:2024.10.11

『九十歳。何がめでたい』を観ました

作家の佐藤愛子さんのエッセイをもとに、女優・草笛光子さんが「佐藤愛子」を演じた映画です。ちょうど草笛さんが90歳の時(2023年)の出演だったようで、まさにハマリ役。

私にとって、佐藤愛子さんも草笛光子さんも、歯に衣を着せず、思ったことを率直に口にするまっすぐな人というイメージです。

草笛さんは90歳を過ぎても、現役の女優さんを続けていらっしゃる、しかも容貌も衰えしらずで、滑舌も昔のまま。舞台に、映画に、TVドラマに、と大活躍です。そんな草笛さんが「プレミアムインタビュー」に登場です。 

女優人生も山あり谷あり

内気でおとなしかった子ども」が長じて女優となったとのこと。「松竹歌劇団で謡やダンスのレッスンを必死に励んだ」そうです。

失意のどん底で、さっと渡米してブロードウェイの舞台を観たのち、身銭を全部つぎ込んで、一流のバンド、監督や監修も一流、主演者ももちろん一流どころを揃えて『ミュージカルの夕べ』の公演を行った草笛さん。中途半端にくすぶっているより完全燃焼した方が悔いは残らない、と語っています。

その思い切りの良さにも惚れ惚れします。どんな状況であれ、「全てを受け入れ、いつも面白がる」とのこと。その心の余裕に憧れます。

舞台女優を続けるために、70歳過ぎてダンスレッスンを通して体づくりを始めたそうです。今も足腰を鍛え続けている、とのこと。人間、やはり体が資本です。さらに、体を鍛えるのは、逝くときはさっと逝きたいからだ、という潔さ。

人生、すべからく挑戦 

草笛さんのまねはとうていできませんが、心の持ち方はまねできるかもしれません。「明日」という日は、未経験の日。どんな日にするか、いつも挑戦の毎日です。

■もっと知りたい■

とし古

祖母は60歳の頃、針仕事や寺参りを日課にしていました。母は70歳の頃不自由な体で家族のために働き趣味の書道教室にも通っていました。そして私はいま八十路を歩いています。体力・知力は衰えを感じますが考える事・感じる事は昔と変わらないと思っています。死ぬまでにやっておきたい事に色々チャレンジしたいです。

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    とし古さんは私の道しるべです。草笛光子さんと道は違えど頑張りと意欲は同じと感じています。これからも、よろしく!!・渡来夢
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    とし古さん、先日旅行の途中で渡来夢さんご夫婦にお会いしました。軽いお昼と珈琲で2時間ほどの時間でしたが、有意義な時間でした。いつか3人でお会いしたいですね。翠。
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    渡来夢さん、翠さん、いつもありがとうございます。元気が出ます。お二人のデートが実現したのですね。是非私も仲間に入れてくださいね。楽しみにしています。とし古

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