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元日に起きた「能登半島地震」。胸が押しつぶされそうな思いで始まった令和6年でした。
能登半島地震
例年になく暖かい元日、夕方に飛び込んできたニュースに、「えっ! 何が?」と、頭が真っ白になりました。熊本地震、東北地震、阪神地震……などの記憶が頭の中を駆け巡りました。私の故郷の富山はどうなったのか、気が気ではありませんでした。
日本海に突き出ている能登半島の根元あたりに富山県の氷見(ひみ)市があります。JR線は氷見が終着駅ですので、富山県側から見ると能登半島はいわば秘境のような存在でした。今でこそマイカーで山越えできますが、子どもの頃は輪島は遠い未知の国でした。
私の故郷は、氷見市の南に隣接。親類は大丈夫? 友人たちは? テレビのニュースは能登半島の状況を終日流していて、富山のことはよくわかりません。
電話してみようか、いや、こんな大変な時期にかえって邪魔になるかも、と悩みつつ、連絡を入れたのが地震から2〜3日後。
ありがたいことに、親類や友人は皆無事でしたが、屋内は散乱状態だとのこと。氷見の友人は、倒壊しなかったものの家が傾き、とても住める状態ではないため建て替えなくてはならないようでした。
皆一様に、とても怖かったと言っていました。
輪島の思い出
ハルトモ倶楽部の記事「娘と満喫した初めての能登旅」で紹介したように、5年前ようやく能登を体験できました。
朝市・千枚田・七里ヶ浜を見たり、松本清張の小説『ゼロの焦点』の舞台となった断崖に立ったり、「義経の舟隠し」と言われる入り江を眺望したり。さらには輪島の御陣乗太鼓の勇ましさに間近で触れることができた旅でした。あの楽しかった旅を思い出すたび、能登の被災状況に本当に心が痛みます。
輪島と言えば、思い出されるのは第54代横綱の輪島関。石川県七尾市の出身です。夫の生前はテレビ中継で相撲をよく見ていました。輪島と北の湖の両横綱が千秋楽のフィナーレを連続12場所務め、「輪湖時代」を築いたと言われています。
また、輪島塗りは日本を代表する漆器です。会津塗や紀州塗と並んで、食器から伝統工芸品まで一生ものの逸品とか。戦時中、漆器などの塗物は父が疎開させていたのを思い出しました。
駅伝の「ふるさとブース」で被災地応援
今年のひろしま全国男子駅伝は、コロナ明けで「声出し応援」も可能になり、47都道府県の「ブースめぐり」が4年ぶりに賑わいました。どのブースも目や口で日本を味わう人たちでいっぱい。
なかでも石川県ブースの「被災者支援募金箱」の前には長い行列ができました。石川県の選手たちも大きな拍手を受けていました。富山県の選手の中にも被災した氷見在住の選手がいました。私たち富山県人会員も互いの故郷は無事だったかと確かめ合いました。
驚いたことに、県人会に新メンバー(単身赴任中)がいて、私の小中学校の後輩と判明。故郷の状況を詳しく教えてもらいました。彼は新興住宅地に住んでいるのですが、液状化でもはや住めない状況なので奥さんの実家に居候しているとのこと。故郷の被災状況をじかに聞き、望郷の念がつのりました。
一日でも早く、被災地が復興することを願っています。
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