芸事・芸能にご利益がある神社「3選」
2021.12.312024年02月12日
広島雑遊
「酒都」西条へ
ゆったり、ぶらり旅に正月帰省した娘と出かけました。目的地は「小京都・竹原」と決めただけ。広島を出て高速に乗って、ランチは尾道でということになり、尾道水道を行き交う船を見ながら一服。そして竹原散策の翌日、東広島市の西条へ向かいました。
西条酒蔵通りへ
自然豊かな日本は各地の銘水が知られていますが、いい水のあるところはいいお酒があります。
亡夫の受け売りですが、焼酎王国の鹿児島県を除いて全都道府県で酒造りがあり、三大銘醸地と言われるのが兵庫県の灘・京都府の伏見そして広島県の西条だそうです。
西条では「酒蔵通り」がJR西条駅の近くにあって、7つの蔵元が並んで酒造りを営んでいます。蔵元の名前が白字で書かれた赤煉瓦の煙突があちこちにそびえ立ち、なまこ壁の続く独特の風景が観光客を魅了しています。
赤煉瓦の煙突は精米を蒸すためでしたが、昭和の終わりには、燃料が変わってその役目を終えたそう。しかし、取り壊さず自社の銘柄の宣伝看板になっているようです。西条のシンボルです。
そして足元の道路にはカラフルなマンホールの蓋。観光客の足を止めます。「酒都西条」「酒蔵通り」の文字入りです。
亡夫が好きだった蔵元へ
亡夫が愛飲していたお酒の蔵元も覗きました。広島の酒はどちらかと言うと甘口らしいのですが、亡夫が好きだったこの蔵元のお酒は少し辛口らしいです。もし夫も一緒だったら、とても喜んだだろうと思いながら、見学しました。
歩き疲れたのでちょっとどこかで一休みしようと、ある蔵元の直営の「酒泉館」(酒飲みカフェ)に入りました。有料の試飲に挑戦し、3種類のお酒を楽しみました。
「吟ずる者たち」
別の蔵元の売店には、2年前に見た映画のポスターが貼ってありました。日本で初めて吟醸酒を作り、広島の酒を世に知らしめて「吟醸酒の父」と評される三浦仙三郎の跡を継いだ女性の物語です。
仙三郎さんのモットーは「百試千改」(百回試して千回改める)で、ヒロインはそれを座右の銘として酒造りの道に精進するというヒューマンドキュメンタリードラマです。私は広島での先行公開で見ました。
蔵元で映画のポスターを見て、「百試千改」という言葉を思い出しました。私もこれを座右の銘にしたいのですが、我慢強さや忍耐力のない私には三日が関の山かもしれませんね。
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