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- 瑞泉寺と木彫刻を訪ねて井波町へ
コロナ禍明けで4年ぶりに故郷で両親や夫の墓参りをしました。そして、その翌日、富山県の井波町(いなみまち)へ足を伸ばし、子ども時代に訪れた記憶をたどりました。ノスタルジックジャーニーです。
井波町へ
小学生の時に遠足で訪れた町です。瑞泉寺という大きなお寺があって、その広々とした境内、井波彫刻の工房が軒を連ねる門前通り、とおぼろげながら記憶があります。私の故郷の市に隣接する、越中平野の里山の麓町です。
以前は「東礪波郡井波町」でしたが、「平成の合併」で「南砺市井波町」に変わりました。町自体も、かつてよりもずいぶん観光地として栄えているようです。
瑞泉寺へ
瑞泉寺は、北陸最大の大伽藍として知られています。
「宮大工の(のみ)一丁から生まれた木彫刻井波」と言われるように、井波彫刻の原点です。見事な彫刻が至るところに施されており、同行した娘としばし見とれていました。学童時代の記憶は建物の大きさと広い境内だけでしたが。
瑞泉寺参道は面白い
石畳の瑞泉寺参道(八日町通り)は、道の側溝の蓋までオシャレです。街路灯の柱も様々な彫刻で飾られ、思わず見上げてしまいます。
店舗の前に置かれた丸太を掘り抜いた腰掛け、家の表札や店舗の看板、バス停の案内板なども見事な彫刻作品で、まさに彫刻満載通りです。
さらに、参道全体で木彫り猫が30数匹いるらしく「猫探しmap」まであるのです。子どもたちが遠足で訪れたら、きっと夢中になるでしょうね。
また、井波は時代小説の大家・池波正太郎の父祖の町で、彼は足しげくこの町に通ったそうです。
通りの一画に「池波正太郎ふれあい館」という小さな博物館がありました。
生前の愛用品や数々の著書本を拝見しながら、昔、二代目中村吉右衛門主演でTVドラマ化された『鬼平犯科帳』を楽しみにしていたのを思い出しました。
総ヒノキの旧・井波駅舎
参道を少し離れると、風情のある立派な建物が見えてきました。どなたかのお屋敷かと思ったのですが、近づいてみると旧・井波駅舎でした。
中央に楼閣があり、手の込んだ屋根や欄間彫刻のある総ヒノキの駅舎です。
昭和9(1934)年の建築物で、今や廃線となった旧加越線の駅舎として使われていましたが、現在は「井波町物産展示館」・バス停留所・タクシー常駐所として活用されているようです。
見事な造りに惚れ惚れしながら、建物の周りを歩きました。
井波彫刻総合会館へ
最後は、井波彫刻総合会館。長い歴史や伝統芸術を持つ木彫刻の数々を展示する会館が平成5(1993)年7月3日(い・な・み)に開館したことは知っていましたので、ずっと訪れてみたいと思っていました。
数年前には日本遺産に認定されたそうです。会館の敷地内には彫刻工房も数軒並んでいて、展示されている見事な彫刻とともに、伝統の技術を間近で見ることもできました。
数十年ぶりに訪れた井波。子どもの頃の記憶をたどりながら、故郷富山の良さをあらためて実感することができた旅でした。
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