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私は、「お元気ですね」「お元気そうですね」とよく声をかけられます。もちろん「齢の割には」という言葉が省略されているのです。ところが、そんな私に異変が起きました。
皮膚科→整形外科へ
昨年(2022年)12月頃から、左手の第2指(人差指)の第1関節辺りが赤みを帯び、かゆく、時折痛みすら覚えるのです。炊事などの水仕事の折に特に感じますが、激痛ではなく、すぐ忘れる程度のものです。
霜焼けかも? でも、私は雪国生まれの雪国育ち、そんなはずはない。友だちが霜焼けにかかっても私はなったことがない、などとあれこれ考えていても、なかなかよくなりません。とりあえず診てもらおう、という感じで皮膚科を受診したのが2月。
菌が入ったのかもしれない、とぬり薬を出してもらいました。10日程で治らなければ、整形外科を受診するようにとすすめられました。
そして4月、痛みは続いていたので、整形外科を受診。暖かくなったせいか痒みはありませんでしたが、赤みと硬い腫れは相変わらずです。診断は「へバーデン結節」でした。
「へバーデン結節」とは
指の変形性関節症、指の第1関節が変形して曲がってしまう原因不明の疾患です。女性特有の疾患で、発症は40代以降に多いとのこと。ハルメク365にも、専門医の記事が載っています。
指の第1関節の背側にできる膨らみが特徴で、1802年に初めて報告した英国医師William Heberden博士の名にちなんで命名されたそうです。
整形外科医がかかりつけ医?
厚生労働省が提言している「かかりつけ医」というホームドクターは、私の場合、整形外科医になるのでしょうか。
コロナ禍のさなかに手首の骨折で入院手術を受けたのは整形外科、コロナ前に変形性膝関節症で治療を受けたのも整形外科でした。
めったに風邪もひかないので、かかりつけの内科医院というのはとくにありません。内科は、コロナワクチンやインフルエンザ予防ワクチンの接種以外は、約20年近くご無沙汰しております。
その代わりでしょうか、毎年人間ドックを日本赤十字病院で受診しています。
これは、私の意向ではなく娘の意向です。健康自慢の夫が他界してから、毎年娘が誕生日プレゼントに費用を負担してくれるのです。ありがたいのですが、胃カメラは難行苦行です。
元気な八十代をめざして
冒頭で触れたように、知人に出会うとよく言われるのが、「お元気ですね」「お元気そうですね」。
私の返答は、「元気なフリしているのよ」「ろうそくが消える前の瞬間状態よ」ですが、なんだか、長谷川町子さんの漫画『いじわるばあさん』っぽいですね。
もちろん、「ありがとうございます」「おかげさまで」と答える場合もございますよ。
これからも、「お元気ですね」と言われ続けるように、八十路を歩いて行きたいものです。
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