娘と行く初めての広島・安芸小富士(あきのこふじ)
2022.01.192023年05月20日
八十路を歩く(8)
NHK朝の連続ドラマ『らんまん』に触発されて
今までNHKの朝ドラはたいてい観てきました。習慣でなんとなく見ていたこともありましたが、ストーリーの展開にワクワクし、結末をあれこれ推測しながら観ていたこともあります。今回は、少し行動を起こしてみました。
牧野富太郎を知る
今年度前期の朝ドラ『らんまん』の主人公・槙野万太郎は、「雑草という草はない」という言葉で知られる植物学者の牧野富太郎がモデルです。昭和天皇も同じ言葉を述べられたと、何かで読んだ記憶があります。
富太郎は生涯、40万点の植物の標本を集め、1500種類の植物に名前をつけ、さらに600種の新種を発見したとのこと。
雑草の宝庫
雑草、と言えば、我が家の庭は雑草の宝庫(?)です。
今の季節は、ひと雨ごとに暖かくなり、人も自然も生命力に満ち満ちてきますが、庭の雑草も、ひと雨ごとに元気に伸びてきます。
夫は生前、土いじりが好きで雑草には厳しく、勝手気ままにさせませんでした。主人が他界し、私一人になると雑草は遠慮せずグングン伸びてはびこります。
膝痛持ちの私はしゃがむことが苦手で、草取りもはかどりません。蚊の攻撃が私をさらに億劫にさせます。
そんな時、朝ドラで知った牧野富太郎は私の好奇心を掻き立てました。
我が家の庭の雑草の名を知ろう
「雑草という草はない」という富太郎の言葉に刺激されて、せめて我が家の庭にひしめいている草を知ろう、と思い立ちました。
スマホで写真を撮って調べる作業は、驚きの連続でした。今まで、雑草と一括りにしていましたが、どれもこれも長い立派な名前がついていました。
撮る角度によってスマホは違う名を提示するものですから、基礎知識のない私は混乱するばかり。
「カラスノエンドウ」があれば「スズメノエンドウ」もあります。「ヒメムカシヨモギ」の「難防除雑草」という定義に大きくうなずいたり、雑草だと思ってこれまで目にとめなかった小さな花の愛らしさに驚いて鉢植えにしてみたり、と草取りはなかなかはかどりません。
ドラマは始まってまだ1か月余り。主人公「万太郎」は、「日本植物学の父」と呼ばれる富太郎の人生の助走期を終えた頃合いでしょうか。
園芸好きの人にとっては、『らんまん』の週ごとのサブタイトルに花の名がついていることや、エンディングの植物図鑑の映像はたまらないでしょうね。
私はなかなか植物の名前を覚えることはできませんが、『らんまん』が終わる頃には、少しは植物に詳しくなっていたいものです。
■もっと知りたい■