バラを求めて東へ西へ
2024.06.07桜はイイね!
もうずいぶん前、春に湖北方面へ行った帰りに彦根城の桜も見に行こうかとなり訪れた所、お堀に沿って美しい桜が咲いていました。中心部になると大勢の観光客がわらわらと歩いており、駐車場も満杯です。
皆さまこの桜を目当てにやってこられた方々なのね~と納得致しましたが、人の多さに泣く泣くその時は彦根城の桜を諦めました。
でも、この美しい桜をいつかはゆっくり堪能しようと心に決め、2022年の春の休日、天気予報で晴れの日を選び、始発に乗り一路彦根を目指しました。
目指すは彦根城
午前7時前にJR彦根駅に到着し、まっすぐ歩いて行くと目指す彦根城です。正面に美しい桜が咲いていました。
彦根城の桜ではありませんが、朝日を浴びて綺麗でしたので立ち寄り写真に収めました。
いやいやここで時間を取ってはイケナイ、目的は彦根城! 彦根城!
はやる気持ちで向かうと……そこには陽が登りきる前の静寂と深い蒼さのお堀に、桜が美しく咲き誇っていました。
その得も言われぬ美しさに、人々が立ち止まり画像に収めていました。人気のフォトスポットなのでしょうか、入れ替わり立ち代わりに人がやってきます。
残念な事に
お堀のそばの狭い道で、車の往来も多く歩道の幅も人が一人通れるぐらいです。
「座り込まないで下さい」「三脚の使用はご遠慮下さい」「撮影スポット存続のため、ご協力ください」と掲示してありました。
ところがここでもマナーを守らないカメラマンがいて、とても残念な思いをしました。堂々と三脚を立て、持ち込んだ椅子に座り撮影されている方がちらほら。
以前はそんなに気にしていませんでしたが、自分が写真を撮るようになるとマナーを守らないカメラマンの何と多いことか。
撮影ツアーの団体で私有地に立ち入ったり、他の人が景色を楽しんでいるのにどいて欲しいと遠慮なく言ってきたり、撮影禁止の場所でこっそりと写真を撮っていたり……。私が遭遇したのは、悲しい事に日本の男性ばかりです。
桜で埋め尽くされる彦根城
残念な気持ちをそこに置いて、美しい彦根城の桜を観に歩きます。お堀沿いの桜はもちろんの事、城内もたくさんの桜が咲き誇っていました。
青空を背景にさまざまな桜が咲き、お城の漆喰の壁や黒い瓦、高く積まれた石垣に、桜が映えます!
桜・桜・桜。彦根城は美しい桜で埋め尽くされています。
どれもこれも画になり、あそこから撮ったらどうだろう、この角度はどうだろう、この桜もいいなぁ~あの桜もいいなぁ~、と半日以上歩き回り、体力と気力が続かなくなってきました。
人出も多くなりシャッターチャンスも難しくなってきました。
遅めの昼食を彦根発祥のスーパーのフードコートで食べよう。と勇んで向かいましたが改装中で、お昼にありつけず仕舞い。1階でぶらぶらしていた所、物産店がありふらりと入るとあの七本鎗の手ごろな小瓶が……。
いやいやこれはぜひとも買って帰らねば。
駅近のコンビニでおにぎりを購入し、駅の休憩室でようやく遅いお昼を頂き帰路に就きました。
まだまだ彦根城の桜を観ていません。内堀の異なる場所から望む天守閣も撮りたいし、カメラ任せにJPGで撮りましたので、次回はRAWでもう少し考えて撮影をしたいですし、城下ももっとテーマを決めて歩き回りたいと思っています。
彦根城の桜はまだまだこれから、イイねが続きます。
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