うららかな陽光の下京都の桜、最終の目的地へ

市バスでめぐる京都の桜 2023 その3

公開日:2023.05.28

市バスでめぐる京都の桜。京都府立植物園を後にし、最後は観光名所の哲学の道へと204番で向かいます。

哲学の道は桜の道

春の陽光を満喫した京都府立植物園。正門から出て、北大路通のバス停に向かいます。

バス停で待っている間に、次の目的地を考えました。平日の午後、桜で有名な観光地でもそろそろ人出が少なくなってくる時間帯。哲学の道も少しは人出がましかなと思い、行先に決定。今回は、銀閣寺道から南下するルートで歩いてみました。

銀閣寺道のバス停を降りると、まあまあの人出。これが土日祝日ならばもっと多いだろうし、来てよかったと思いました。

そうは言っても、日本の有名な観光地である京都の桜です。コロナ禍で減っていた外国人観光客も、コロナ以前ほどではありませんが、多くの方を見かけました。

哲学の道は桜の道
銀閣寺道のバス停を降りて歩いて行きます

哲学の道は疏水に沿った歩道沿いに桜が植えられており、シーズン以外はとても静かな散歩道です。春の桜の時期が、最も観光客が多い時でしょうか。

疏水にかかる桜がとても綺麗で、琵琶湖疏水沿いにはこの他に桜の名所があり、山科疏水や三井寺の疏水沿いも有名です(いずれも最寄りの駅から歩いて行けます)。

哲学の道は桜の道
琵琶湖疏水沿いの歩道

桜の下を、花を見上げながらゆっくりと散策します。川面には花弁がはらはらと舞い、水面に映る景色も楽しみます。

哲学の道は桜の道
疏水沿いに桜が続きます
哲学の道は桜の道
疏水沿いの桜はまだまだ続きます

夕暮れ時の南禅寺

哲学の道を南下し、冷泉通に着きました。右折し鹿ケ谷通から永観堂を左手に見て、南禅寺に向かいます。

ふと見ると、永観堂の入門時間も過ぎており、陽も傾き加減になっています。 南禅寺はどうだろうかと少し不安が頭をよぎりましたが、昨年(2022年)も早朝に訪れて大丈夫でしたので、夕方も大丈夫だろうと足を進めます。

日が傾き、沈む前の柔らかな光の時間の南禅寺。

日中は多くの観光客で賑わったであろうけれど、夕刻は人もまばらで(観光地なので多少の人出はありました)静かな雰囲気に包まれています。

夕暮れ時の南禅寺
南禅寺の山門
 夕暮れ時の南禅寺
夕暮れ時が迫る南禅寺の桜

私の好きな桜の所へ行くと、外国の観光客の一団が陣取っており、写真が撮れません。5~6人の団体でスマートフォンを片手に皆様撮影会を催し、地べたに座りお喋りしながら一向にその場を離れてくれません。

多分別の観光客の方でしょうか。私が写真を撮っていると、うら若き女性が英語で声をかけてきてスマートフォンを差し出し写真を撮ってほしいとの事でした。

快く引き受け、何種類かポーズを決める度にシャッターを押し、女性に渡すとお礼の言葉がありましたので、こちらも「You are welcome. It’s my pleasure」と、カタコトの言葉で返しました。

先ほどの一団は全く動く様子がなく、諦めてその場を離れ別の場所へ移動し、桜を楽しみました。

夕暮れ時の南禅寺
法堂の横の桜
夕暮れ時の南禅寺
枝垂れ桜も
夕暮れ時の南禅寺
傾いた陽が山門を照らします
夕暮れ時の南禅寺
山門付近の桜

4回目の市バスに乗らず

そろそろ陽も暮れ、歩き疲れて体力の限界が近づいてきました。

岡崎へ出て疏水沿いの桜を楽しもうという余裕もなくなり、もう、蹴上駅でいいか~と、ねじりまんぽへ向かいました。インクラインを通過しましたが、ライトアップ目的の人が多く、ここも素通りし足早に地下鉄の駅に向かいました。

地下鉄に乗り帰路の途中で、あっと思い、「なんで市バスに乗って京都駅まで戻らなかったんだろう~、せっかくの一日乗車券の意味が無い~」( ;∀;)

市バスでめぐる京都の桜。今回はこの3か所を訪れましたが、京都市内にはまだまだ桜の名所があります。来年(2024年)は違う場所で、春の桜を満喫したいと思っています。

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黄緑・緑・青緑

もともと自分のブログ「黄緑・緑・青緑の日々徒然」で、ファッションやアート、まちあるき、狂言、お酒、漫画、産業、等々。脈絡もなく時々の興味のある事や好きな事・モノについて拙い文章ではありますが、ぼちぼちと書いています。ハルメクWEBでも、好奇心の向くままに書いていきたいと思っています。インスタグラム

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