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更新日:2023年06月16日 公開日:2022年11月12日
心も暮らしもラクに生きる!「気にしない」新習慣#5
心と暮らしをスッキリ軽くするための片付け方法を整理収納アドバイザーの中山さんに教えてもらう第2回目。今回は実際に読者が中山さんの片付け方法を実践!「過去への執着」が集まる押し入れと「未来への不安」から物があふれるキッチンをスッキリさせます。
「高かったから」「思い出があるから」などの過去への執着と、「いつか使うかも」「ないと困るかも」などの未来への不安。この2つを解消することで、部屋も心もスッキリ片付く解決策を前回詳しく教えてもらいました。
今回は、読者が実際に「執着」と「不安」から解放されるための実践レッスンを体験します。
1974(昭和49)年生まれ。お部屋と心のカウンセラー。Ritta Stanza代表。個人から企業の整理収納コンサルティングと講座の講師として精力的に活動中。収納グッズの監修も手掛けている。主な著書に『50歳からのリセット整理術』(集英社刊)、『捨てない片づけ』(主婦と生活社刊)。
大山志津子(おおやま・しずこ)さん・62歳(取材当時)
「特に使うことも見返すこともない……」とわかっていても、いろいろため込んでしまっているという大山さん。「気にしないレッスンで、家も心もスッキリしたいです!」
まずは、片付けをする前に、片付けて実現したい理想の暮らし、なりたい自分を、ノートに書き出します。「不安」と「執着」でため込んでいた物か、それとも本当に必要な物かを判断する基準になります。
「『高かったから』、『ないと困るかも』と気にしてしまう物は、それが本当に必要かをわかっていないから」と整理収納コンサルティングの中山真由美さん。
判断の基準は、片付けた先にある実現したいゴールです。紙に書いたり声に出したりして、イメージします。大山さんのゴールは、「新しいことを始められる自分」だとわかりました。
「それをかなえるのに、ここにある物は必要?」と自身に問いかけることで、必要な物か、執着や不安で気になって手放せなかっただけの物かがハッキリします。それがわかれば、手放すのもスムーズです。
まず片付けるのは、押し入れです。写真、旅の思い出、資格取得のために使った教材など、思い出と一緒に「過去への執着」もたくさん詰まっていそう。一度“全部外に出して、残すか手放すかを判断”します。
「自分ががんばった証しの教材は、取っておかなければと思い込んでいました。でも学んだことは頭の中にありますから。物は必要なかったですね。これこそ執着」と大山さん。
教材は、今後やっていきたい通訳ガイドに役立つものだけを残しました。迷ったら、「新しいことを始めるのに必要?」と自問します。
残す物は、見返す頻度ごとに「思い出箱」にしまいます。「思い出の品も『物』なので、管理しやすく収納を。箱を分けると、思い入れの強さや量が可視化できます。
すべて【1年ごと】に見返してください。時がたってから見ることで、何を気にして持っていたんだろう?と思え、処分できるようになります」と中山さんは言います。
「思い出だから」と一緒くたに残していた物の中にも、思い入れが深くて手放せない物と、本当は手放しても大丈夫な執着で残している物が混在。すべての物を出して、一つずつ必要かどうか判断します。残した物は定期的に見直すと、本当の思い出だけが残ります。
「定期的に見返すことは、執着を手放す近道。取り出しやすくしておきましょう」
「『何となく』持たないよう、わかりやすく整理します」
「迷ったら、1週間後にまた見ます。時間を置けば執着も気にせず手放しやすくなります」
続いて、「使うかも」「食べるかも」という「未来への不安」で物が増える台所の棚へ。
「『これを処分したら後で困るかも』と気にしてしまうのは、全体量を把握していないから。しまい込んだ物をすべて出しましょう」と中山さん。
大山さんはため込んでいた大量の保存容器を確認して、「こんなに使えません。今使っている物だけを残します」と苦笑い。
「気にしていたことがスッキリすれば、思考回路もクリアに。もやもやがなくなって、新しいことを始める余裕ができますよ」と中山さんがアドバイス。
多過ぎるインスタントコーヒーのストック。「『なくなってしまったら』と気にして買いだめすると、飲み切れなくて賞味期限が切れてしまうことも。飲みたいときに買えば無駄にしません」と中山さん。
「家も心もスッキリ!新しいことを始められそう!」と大山さん
判断基準を自分で決めることで、「執着」や「不安」で手放せなかった物なのか、本当に必要なものなのか、ハッキリ分けることができると言います。ぜひ実践してみてください。
将来、使うかもしれない・食べるかもしれない……と気にして、ストックしている物は、実際には使わない・食べないことが多いもの。しまい込んだ物をすべて出して、今使っている物、確実に食べる物だけを残します。
次回は、ため込んだ物を手放す12の発想の転換方法を中山さんに教えてもらいます。
取材・文=井口桂介、塚本由香(ともにハルメク編集部) 撮影=中川まり子
※この記事は雑誌「ハルメク」2021年7月号の再編集しています。
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