身に覚えのない荷物を開けてみると…

40年ぶりに届けられた最高のクリスマスプレゼント

公開日:2023.02.28

多くの人は誰かを好きになり、うまくいけば交際が始まるという経験をお持ちではないでしょうか。淡い思い出はいつしか、はるか遠い昔のこととして、記憶に刻まれます。そんな日常に、かつての楽しい時間を思い出させる粋な荷物が、義妹宛に届きました。

身に覚えのない注文

身に覚えのない注文

「荷物届いているよ」と義妹に声をかけると「えー、私コーヒーなんて頼んでないよ」と義妹。

箱を開けてみると、サンタクロースの袋の中には厳選されたコーヒーが8袋、そしてお店のパンフレットが入っていました。

身に覚えのない注文

「昔付き合っていた彼氏だわ」

もうすっかり忘れていた、そんな相手からの不意のプレゼントに義妹は驚きを隠せませんでした。

まるでテレビドラマに出てくるようなシーンに、何だか私までときめいてしまいました。

まだ再会ならず

まだ再開ならず

コーヒーの送り主が分かったこの日は、キャンピングカーで買い出しを兼ねた恒例の年末旅行の日でした。偶然にもその方が働いているコーヒー店は、私たちのドライブ先と同じ方角。

次男のお嫁さんがすぐにネット検索をしてみましたが、あいにくの定休日。残念ながら、再会はお預けとなりました。

一瞬その方にお会いできるのかなと家族皆で期待しましたが、あまりに早く希望が叶えられると今後の楽しみがなくなるので、これで良かったのかも……。

時空を超えてグループ交流再開

時空を超えてグループ交流再開

コーヒーは義妹だけでなく、仲の良かったグループ全員に送られていたのです。

彼の計り知れない思いが、コーヒーの香りと共に皆のハートにしみ込んでいき……。誰ともなく、自然な形でグループ交流が復活していったのです。既にラインの交換も終わり、仲間内の活動再開です。

残念ながら皆で会う機会はまだ訪れていませんが、これも時間の問題でしょう。リアルに会えなくても、ビデオ通話で顔を見ながらのおしゃべりもできるのですから、恵まれています。

時空を超えてグループ交流再開

年を重ねる毎に、昔の友達をはじめ人とのつながりも段々と希薄になることが多い中で、学生時代の男女グループ復活劇なんて、うらやましい限りです。

生活に楽しみが加わって

生活に楽しみが加わって

人生を折り返し、これからの第2ステージも無理のない範囲で週5日の仕事をこなし、趣味の料理などを楽しみながら穏やかな時間を過ごしている義妹。仲の良かった旧友たちと再びつながれることは、今までがんばってきた義妹へのご褒美かもしれません。

素敵な「ときめき」のおすそわけをしてもらいました。

■もっと知りたい■

蒲池 香寿代

大分県生まれ。小学校の時に恩師の先生との日記を機に何かしら記録することが習慣になっていました。結婚後は家計簿日記と運動不足解消の体操が日課になっています。元気なうちに念願のキャンピングカーで日本全国を横断するのが夢です。

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