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この句は、2016(平成28)年十月に詠んだ俳句です。
カリンの洒落を利かせたつもりでしたが、句会ではズッコケでした。毎回なので気にしません。
暑い夏に名古屋のお姉さんの面会に、両親と私で出向きました。
立派な一軒家の広いリビングで横になっているお姉さん、見るからにつらそうです。父がぽつぽつと話をしますと、こくこくと頷きながら話に聞き入るお姉さん。
一通り話を聞き終えて、涙を拭いて少しシャキッとした感じがしました。すると私を見て一言「どうしたん? しんどいの?」と尋ねて下さいました。
私自身、体調は万全ではなかったのです。そうしましたらお姉さんフッと2階に上がりますと、「生き形見よ」と上等なパンストを何枚もプレゼントして下さいました。
その時の笑顔が目に浮かびます。
庭先に目をやった父が「あれは何の木や?」と尋ねますと、お姉さん「カリンの木です」と答えます。
続けてお姉さん「私の父が『家を一軒持ったら、庭先にカリンの木を植えんねんで。そしたら<金かりん>言うて、お金に困ることあれへんからな』と話してくれたので、家ができてすぐに植えたのです」という事でした。
私はなんと洒落の利いた素敵なお話だろうと本当に感心し、私も家を持つことができたら実践しようと思いました。
お姉さんとはそれが最期になりましたが、あまりにも印象的な「カリン話」だったので句にしたのでした。
「カリン」と聞けば、名古屋のお姉さんをすぐに思い出します。
お花屋さんを何軒か尋ねて「カリンの苗」を求めましたが、なかなか出会えていないのが実情です。図書館で「カリン酒」の本を見つけるのが精一杯な私です。しかもお酒は飲めません。お姉さんごめんなさい。
名古屋の夏の青い空とカリンの話は、インパクトが強烈でありました。
~カリンから 記憶をカリル カリンかな~
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