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競馬好きの叔父さんとの思い出です。
【競馬好き そのおっちゃんが 空走り】
この句は2013(平成25)年六月に詠んだ俳句です。
競馬場の近くに住んでいた叔父さん、競馬場を走る馬のように叔父さんも空を駆け巡っているような青空と雲の流れと思いを巡らせて詠んだ、競馬好きの叔父さんに捧げる句です。
ちなみに「競馬」は初夏の季語です。
馬券が当たりましたら
叔父さんがまだ若い時、突然我が家に叔父さんが来られました。
一杯飲んでいるのか超ご機嫌でニコニコで、幼い私に「これあげよ」と言って五百円札を下さるのです。私のすぐ上の姉の分も渡してくれます、私は「ありがとう」と元気よく答えます。
とんだお小遣いに喜んでましたが母がポイっと預かってしまいます。
さて? あの五百円札はどこへいったのでしょうか? 昔懐かし五百円札であります。
叔父さんと施設で面会
電車を乗り継ぎ、叔父さんのいる施設に行きます。場所は駅近でとても分かりやすく、遠足気分で向かいます。
叔父さんの部屋は窓が大きく、パノラマのように空が仰げます。
「おっちゃん明るくて空を独り占めやな」と声をかけますと「空は一時も同じ空はあらへんで、ずっと見ててもあきひんわ」と叔父さんの言葉の通り雲がグングン流れて行きます。
私が「そろそろ失礼しますね」と言いますと「まだ日が高いからもうちょっとゆっくりしていき」なんて言う時もありました。寂しかったのか、優しい叔父さんです。
葬儀にて
叔父さんの葬儀には競馬新聞と赤鉛筆を棺に納めるため、前日から用意して葬儀場に向かいました。
最後のお別れの時に競馬新聞は足元に、赤鉛筆はサッと叔父さんの耳にかける所を親戚の方と息子さんに見られてしまい二人が笑いを堪えておられました。
雪の降る中を旅立たれました。
ここで一句
もう叔父さんはこの世にいませんが、日曜日はチラリと競馬を見ます。影響は多大です(笑)。
ファンファーレやG1レースが何だか魅力的です。
~競走馬 おちゃん乗せて 大空へ~
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