桜蘂(さくらしべ)降ると言う季語を知る
2022.04.22【さくらより 香りが勝る 梅や桃】
2011(平成23)年4月の句です。
さくらはパッと明るく咲きまして、時期が来ましたら風が吹かなくてもハラハラと散っていきますね。その潔さが、またさくらの良さですね。それにもまして梅と桃の香りは抜群ですね。そんな気持ちで詠みました。
どうしてもさくらの香りと詠みたくなります
私がいつもお世話になっております方も、俳句や川柳の五七好きでたまに句を手紙に記して下さいます。
春のお手紙に~さくらの香りに 誘われて~(上五は忘れました)とあり、思わず「さくらに香りはありません、句会で習ったので間違いないですし、実際さくらを匂ってみて下さい、実感できますよ」とお返事。その方は「やられたぁ~」と撃沈されました(笑)。
梅
私は年齢のせいか、最近「梅」がとても気に入ってます。
寒さ厳しい時に凛と咲く、紅梅や白梅。「あっもうすぐ春やわぁ~、梅が応援してくれてるぅ~」と勝手に自分を励まします。
香りは何となくしか知らないのが実情です。実家に紅梅・白梅が揃っていましたが、亡き父は「虫がつく」と言っては、防虫剤を梅の木にシューシュー撒いてました。梅の木も気の毒な感じです。大きくはない梅の木でしたが、父が大事にしてくれたからこそ、こうして大きく印象に残っているのだと思います。
桃
桃は残念ながら、そんなに身近に感じません。
義母の職場の近くに酒屋さんがあり、ご挨拶する中で桃の花がホロホロ咲きそうなので「いい香りできれいな花ですね」と言いますと、酒屋のおじさんが「良かったら持って帰りますか?」と言って下さったんだとか。「そしたら、いただきます」と、義母が持って帰ってきてくれました。
もういい香りでピンクがかわいくて、指定席のお仏壇に供えましてしばらく楽しみました。ご先祖様もきっと喜んで下さってると思いました。
ここで一句
今回の記事の最後の画像は、梅と桃のコラージュに致しました。いかがでしょうか?
~春招く 明るくかわいい ピンク花~
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