桜蘂(さくらしべ)降ると言う季語を知る
2022.04.22【別れあり 春風共に 忘れ去り】
2014(平成26)年三月の句です。
三月なので、卒業式を意識して詠んだように思います。この句は句会のメンバーさんの手直しが入りました。それが下の句です。
【春風と 共に忘れる 別れかな】
さすがです。上手に私の言い表したい事を的確に詠んで下さいました。
句会のメンバーさんが遠慮気味に「ちょっと、こういうふうにしてみたら?」と声をかけてくださいまして、上の句のように添削して下さいました。
「気を悪くしなかった?」と言われ、私は「とても参考になるので遠慮なく添削してくださいね」と伝えました。
その方もお忙しくなったのか、句会には来られなくなりましたが、年賀状を送るなど細々とつながっています。実はその方は、在住の市では超優れた俳人なんだそうです。知らなかったです。
私自身の句のその思い出は
高校の卒業式で、後輩が卒業生にカーネーションを配ってくれました。なんと私には、カーネーション2本とカスミソウまで付けてハンサム君がプレゼントしてくれたのです。とても感動しました。思わずもらったばかりの紅白饅頭をお返しに渡した次第です。ありがたかったです。感謝です。
これで高校生活ともお別れです。
友人と自転車で走った道、とんでもない坂道、駅から遠すぎる学校を本当に恨めしく思いました。卒業してからも、「毎日が遠足」のようだったと思い返します。少子化で合併する学校が多い中、いろいろ工夫して生き残る母校の努力にエールを送りたいです。
春だからこそ思い出す卒業式、春風が忘れさせてくれるという思いで詠んだのです。
ここで一句
春はたくさんの出会いと別れが交差する季節です。
コロナ禍で今の時代の卒業式はどうなっているのだろう? 卒業生はどうしているんでしょうか?
甘くて酸っぱい思い出とやわらかい優しい風が、春を連れて来てくれますように!!
~春風よ コロナもふわぁと 連れ去って~
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