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- 「こども食堂」再開!
「子ども食堂」は、朝食や夕食を普通に食べられない子どもたちのために、と10年前に東京都大田区から始まり、そしてまたたく間に全国に広まったようです。そしていよいよ、わがまちにも「こども食堂」が昨年(令和3年/2021年)4月に誕生しました。
わがまちの「こども食堂」
5月、コロナ禍で休業していた「こども食堂」再開の日に食事に参加させてもらいました。
夕方5時になると、会場の公民館に三々五々にやって来る子どもたちは、検温して記名したあと、代金(こども100円、おとな200円)を払って、2階の大広間へと階段を駆け上がっていきます。
パパ、ママと子ども3人という家族グループやクラスメイト4人、近所の友達と2人連れ、と集まる人たちもさまざまです。
なぜわがまちに「こども食堂」が?
数年前から、わがまちの地区民生委員児童委員協議会(以下、民児協)の課題として上がっていたようです。
10年前に「子供会」が解散したことで、民児協は子どもたちとコミュニケーションを取る場が少なくなったことを懸念していたのです。学校生活では、子どもたちは同学年の児童の交流はありますが、他の学年の児童との交流は少ないと言われています。
子ども会はその部分も補ってきたわけですが、民児協はそれも含めて子どもたちの交友関係を広げたり、子どもたちの日常に少しでも触れたりする機会を増やしたかったようです。
令和2年(2020年)から始まったコロナ禍の中、親の勤務パターンの変化、学校の休校などで私たちの生活が大きく変わりました。そんな時、広島市の「コロナ助成金」(広島市新型コロナウィルス感染症の影響に対する地域福祉活動緊急支援事業補助金)という制度を利用できることになって、「ホップ」から「ステップ」の段階まで一気に進みました。
その間、民児協は「男のゼミナール」「更正保護女性会」「料理好きのボランティア」で協力者を確保しました。また、令和3年度(2021年)に市社協の「チャレンジ応援助成金」(ひろしまの地域福祉推進"チャレンジ応援"助成事業)を受け、活動資金確保の目途もたち、現在に至っています。
「こども食堂」は子どもたちのためのみにあらず
1階の調理室から2階の「食堂」へ食事膳を運ぶのは、いつもなら地元の高校生。この日は中間試験期間のため「お運びさん」はお休みでしたが、子どもたちには大きいお兄さんお姉さんとの触れ合いも楽しみの一つだそうです。
また、調理を手伝ってくれる「男のゼミナール(男の料理教室)」の男性たちは、裏方に徹して料理担当。「料理好きのボランティア」のメンバーと一緒に、研究熱心に料理に取り組んでいる様子。
「更生保護女性会」のメンバーは「食堂」の雰囲気づくりや事務的作業を民児協委員とともに担っています。この「こども食堂」は、毎月第2土曜日夕方5時開店です。わがまちの防犯組合は、子どもたちの安全を守るため、食堂開店中も4台の青色パトカーを走らせています。
このように、わがまちのさまざまな人たちが力を合わせて「こども食堂」を運営しています。
人生100年時代を生きる私たちにとって、「こども食堂」は、人と触れ合い、元気で過ごす機会を提供してくれているのかもしれません。
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