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- 「高齢者施設」について考える
先日、高齢者施設を内偵するドキュメンタリー映画「83歳のやさしいスパイ」を観ました。昨年(2020年)は「高齢者施設のいろいろ」というテーマで、勉強会を開催しました。さて、いよいよ私の終活生活が始まる?
高齢者施設に入所する?
2019年にハルトモライターの「ひよっこ」さんの高齢者施設リポート「60代、元気な私が有料老人ホームを見学する理由」を拝見しました。
そこで昨年(2020年)、私自身の「これから」を考えて、仲間の人たちと勉強しようと、居宅介護支援事務所の主任介護支援専門員の方から「高齢者施設」のお話を聞くことにしました。
私の周囲の人たちには、「高齢者施設に入所する」「いろいろなサービスを受けながら自宅で過ごす」と、二つの選択肢があるようです。 私は、母と夫を介護しましたが、どちらも後者を選択しました。
さて私はどうする?
高齢者施設のいろいろ
勉強会で教わった、高齢者施設の種類とその特長を簡単にまとめてみます。
施設は、民間施設(以下[民]と表示)と公的施設(以下[公]と表示)、入居者として要介護の人と自立状態の人、に分けられます。
主に要介護の人が対象
- 介護付き有料老人ホーム[民]:実費1人25万〜35万
- グループホーム[民]:介護認定が必要、16万〜18万、アットホームな雰囲気
- 特別養護老人ホーム(特養)[公]:約10万、終生入所可能、入所まで1~2年待ち
- 介護老人保健施設(老健)[公]:リハビリが目的、終生入所不可
- 介護療養病床・介護医療院[公]:医療保険適用可、終生入院可、医療充実
主に自立状態の人が対象
- サービス付き高齢者住宅[民]:平均15〜16万(部屋代・食事代・光熱費)、24時間見守り有
- 健康型有料老人ホーム[民]:自立者のみ、温泉やスポーツジムなどがある
- ケアハウス(軽費老人ホーム)[公]:入所に所得制限がある施設もある、介護保険使用可
困ったら高齢者施設に
「困ったら高齢者施設に」と考えている人が多いと聞きます。 私もその一人でしたが、「高齢者施設は種類が多いし、すぐ入所できるところではありません」と戒めを受けました。
施設を選ぶときは、必ず事前に見学し、費用を試算すること。実際の暮らしを想定し、考えてみることが大切とアドバイスをいただきました。
映画「83歳のやさしいスパイ」
先日見た映画で、外国の高齢者施設を知ることができました。 チリ・スペインなど5か国の合作で、第93回アカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞にノミネートされた実話とのこと。 施設(チリの特別養護老人ホーム)側の了解をもとに、施設内で3か月間撮影されたそうです。
高齢者施設の内偵を依頼された83歳のセルヒオさんが、自ら入所。「スパイ」として捜査活動をするという映画です。 入居者たち(物忘れの激しい人、盗癖のある人、子ども返りをして母親の迎えを待つ人、セルヒオさんに恋心を抱く人など)の涙あり笑いありの姿が描写されていました。
いろいろと考えさせられる映画で、ドキュメンタリーとは思いませんでした。
今はコロナ禍で、なかなか思うように行動を起こせませんが、まだ元気なうちにいろいろ考えて準備しておくことが大切ですね。
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