荻野アンナさんの終活「看取られ上手になるのが目標」
2023.08.192023年03月26日
生前整理とマイナンバーカード取得は必須でした
生前にやっておいてよかった~!!
生前にやっておくことは、いろいろあります。家の財産整理やモノの片付け、お墓をどうするか、などなど。私が、父の亡くなる前にやっておいてよかったことは、2つありました。それは、「生前整理」と「母のマイナンバーカードの取得」です。
3男が実家に下宿することになったときに、母の終活を兼ねた家中の片付け(記事「母の終活と義父の遺品整理」)をしました。
あのとき、片付けておいて本当によかったです。
介護が大変になるにつれ、だんだん、介護用品が増えていったのですが、紙おむつなどかさばるモノは、すべて片付けた部屋に置くことができました。
また、モノを片付けたあとは、母もスッキリしたのか、家の財産やお墓のことについて、いろいろ話し合えました。おかげで、亡くなったあとの手続きをするときに、迷わなくてすみました。
生前整理
父は、普段から自分のモノは、こまめに片付ける人でした。例えば、定年退職したとき。それまで着ていたスーツを、まだ着れるモノだけ、私の主人に譲り、あとは、全部捨てていました。
また、父の趣味だったカメラや音楽鑑賞のときに使ったカセットテープなども、母の終活の際に処分したので、結果、父の遺品整理は、文房具類や身の回りで使っていたものだけ。片付けは、最小限で済みました。
主人の父のときは、膨大な量の遺品整理をしなくてはならず、大変だったので、事前にある程度やっておいて良かったと思います。
父のまめな性格のおかげ
母が「わたし、運転免許証を持ってないから、マイナンバーカードを作るわ」と言ったときは、通帳を作る以外に使う場面なんてあるんかいな、と思ったものです。
ところがどっこい(古い言い方ですみません)。父が亡くなってからの手続きでは、このマイナンバーカードが大活躍しています。
市役所や年金事務所での手続きはもちろんのこと、今わたしは相続の手続きで走り回っているのですが、住民票、戸籍謄本、印鑑証明書、全てコンビニで取れるので、わざわざ、市役所に行かなくてもいいんです。時間がないわたしにとって、これは、ありがたい!!
先日も、法務局に行く間際になって、取ってきたはずの印鑑証明書がない、と、母が言うので、途中にあるコンビニで、サクッと、取りました。マイナンバーカードがなかったら、もう一度、市役所に行かなくてはいけないところでした。
しかも、コンビニで取ると、100円安いんですよね(お住まいの市町村により、異なります)。
「生前整理」と「マイナンバーカードの取得」。この2つは、生前、本当にやっておいてよかったと実感しているので、皆さんも時間があるときに、やってみてはいかがでしょうか?
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