親の家の片付けは時間と体力が必要

母の終活と義父の遺品整理

公開日:2021.05.16

親の家の片付けは、ゴミの分別、ゴミ出し、不要品の引き取り先探しなど、思った以上に時間と体力が必要になります。今回は、私が関わった実家と主人の家、2件の片付けの様子をご紹介します。

母の終活

母の終活

2020年の夏、私の三男が大学に通うために実家に同居することになりました。元々は私が使っていた部屋を片付ける流れで、母の終活が始まることに。

「小さな家のどこにこんな大量のモノが潜んでいたの?」と思うくらい、引き出しを開ければ出てくる出てくる不要品。特に大変だったのが、母が作った日本人形。若い頃、母は人形教室に通っていたのですが、その時に作った人形がだいたい40体ぐらいあったでしょうか?

人形なので、そのまま捨てることはできず、供養してもらえるお寺を探し、段ボールに詰めて送りました。その時かかった費用は、供養料が3000円+配送料が1140円、合計4140円でした。

母自身が「いつかは捨てなきゃ」と思っていたので、すんなり片付けられましたが、主人の父が亡くなった時は大変でした。

義父の遺品整理

義父の遺品整理
これはほんの一部。荷台いっぱいに捨てるモノが載っていました

2019年に亡くなった主人の父は多趣味な人。畑仕事、DIY、ゴルフ、お酒などに関するモノが、義父の死後、大量に遺されました。

ゴルフ道具は、同じ趣味を持つ人に引き取ってもらったのですが、困ったのは、お酒と畑仕事の道具やDIYグッズ。 特に主人の父は、よそで要らなくなった不要品までもらって帰ってきていたので、量は半端なかったです。

畑仕事で使う道具は、支柱に使う棒など鉄製のものが多く、鉄屑として売った方がいいというご近所の方のアドバイスで売却しました。 子どもにも手伝ってもらい、軽トラックの荷台に荷物を載せるのですが、重たいので運ぶのも一苦労。軽トラックで2往復し、売却価格は、だいたい9000円ぐらいでした。

お酒もブランドものはなく、ほとんどが芋焼酎だったので、売却できないと思っていました。ダメ元でお店に持っていったところ、30本近くあった芋焼酎をすべて買い取っていただけました。買取価格は3000円ぐらいだったと思います。

できるなら早めの準備を

できるなら早めの準備を

私の本業は、家事代行サービスです。整理収納アドバイザー1級の資格も持っているので、たまにお片付けの手伝いをすることもあります。

片づけには、時間、体力、お金が必要です

中でも、ゴミの分別は地域によって異なるので「面倒くさい」「手間がかかる」と皆さん、とても苦労されています。

どのお家のお片づけに伺っても思うことなのですが、片づける側の体力や気力のあるうちに、ある程度は作業しておかないと、遺品整理は本当に大変だと思います。

 

■もっと知りたい■

家事代行会社に勤務。整理収納アドバイザー。夫と夫の母、子ども3人、ねこ2匹と同居。2022年、6年間、介護していた父を亡くしました。介護が一段落したので、片付け、掃除以外に、夢中になれる趣味を模索中。

マイページに保存

\ この記事をみんなに伝えよう /

注目企画