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認知症になると、不動産の手続きや預貯金の引き出しが自由にできなくなります!事前に知らないと苦労する「法律」とは…
公開日:2025年04月02日
服が大好きで、20代の頃に背伸びして買った服や靴をどうしても捨てられなかったという佐藤さん。少し前に体調を崩したこともあり、今回「誰かの役に立てるなら」と手放す決心がついたそう。大切な思い出とお別れせず、生かす方法とは?
「母がとても器用な人で、小さい頃から服は何でも作って着せてくれました。
ありがたかったですが、母は地味なものが好みだったんです。だから私は小さい頃から、既製品でフリルのついた服や、ブルゾンみたいなおしゃれな素材の服が着たくて仕方がなかった。
社会人になって好きな服が買えるようになってから、それまで着られなかった華やかな色やデザインの服をたくさん買いました。
今でも、その頃に買った思い出の服や靴が手放せずに取ってあるんです」
昔の服は作りも丈夫で傷みも少ないため、手放すタイミングをつかめずにいたそうです。
「今の家に20年近く住んでいます。その間に両親が亡くなって、実家の荷物もこの家に引き上げました。だから2軒分の荷物がこの家に詰め込まれている状態で、服はもちろん書類もたくさんあります。
タンスに入りきらない母の着物などは買い取り業者に引き取ってもらったこともあります。
近くの古着屋に、私の服も何度も持って行って片付けはしてきました。それでも気に入っているものや、古着屋で売れ線でないと思うものは残しておきたくてタンスや納戸はパンパンです」
ところが24年の11月に、佐藤さんはひどい喘息になってしまったそう。
「約2か月間苦しんで、正直死ぬかと思いました。小さい頃から気管支が弱かったのですが、咳き込んで痰もひどくて食事もまともにとれなくて……。その時、この家の状態を客観的に見て、これを片付けないままでは死ねない、と思ったんです」
そんな時に目に留まったのが「古着でワクチン」だったそう。
「着なくなった服で子供の命を救えるということにまず惹かれました。
大好きだった服がまた誰かの役に立てると思うと、不思議とスパッと踏ん切りがついたのです。
1つ1つを手にして『これを買ったときはこうだったな』と当時のことを思い出したりして集めるのには時間がかかりましたが、充実した時間でした。
『古着でワクチン』は再利用先が明確なのも、安心してお気に入りの服を預けられた理由の1つです。
自治体の古着回収を利用したこともありますが、どう活用されているのかが分からず不安になったこともありました。
日本製の服は品質がよく、預け先のカンボジアの古着屋でもとても人気だそうです。
私の大切な服も、海外でまた誰かのお気に入りになるかもしれないと思うと喜んで送り出せます」
「20代の頃に買った、ワンピースと毛皮のコートです。バブルの時代でもありましたし、背伸びして買いました。
着る機会は限られていたこともあり、素材もいいからきれいな状態です」
「私は身長が145cmと低いので、若い頃からお出かけの時はパンプスを履いてきました。
でも今はさすがにヒールの高い靴は履けませんし、今回は6足手放そうと思います」
今回は「古着でワクチン」の中サイズを使用しました。
「袋が大きくてびっくり!大人が入れるくらいですね」と佐藤さん。
集めた服をどんどん詰めていきました。服を詰め終わったら、靴を詰めて中サイズ1袋分がちょうどいっぱいになりました。
「あんなにぎゅうぎゅうだったタンスにスペースが生まれて、開け閉めもスムーズになりました」と佐藤さん。
「古着でワクチンがきっかけで、今、私に本当に必要なものを選ぶ時間が取れてよかったです。
心地よい家を保つために、また利用したいと思います」と話してくださいました。
撮影/中川まり子
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特別版「ハルメク 古着でワクチン」は「古着deワクチン」を運営する日本リユースシステム株式会社と協力し、生まれたサービスです。
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