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- 介護に負けない!私の心を前向きにしてくれる人たち
要介護1の父のため、実家に「通い介護」をして今年で3年目になります。介護は長期戦です。長い期間、がんばるにはサポートが必要。ましてコロナ禍での在宅介護は、どうしても孤独に陥りがちです。今回は、私にとって心強い2人の存在をご紹介します。
介護は長期戦
介護を3年経験して思ったことは「介護は長期戦」だということ。もしかしたら、5年、10年と長いスパンで付き合うことになるかもしれない。介護には終わりが見えません。
長期戦ともなると、時には心が折れたり、へこんで前向きになれないこともあります。そんな時、私を支えてくれる人が2人います。
介護経験者の頼れるママ友Kさん
1人は、ママ友Kさん。
彼女の父親も私の父と同じように、軽度の認知症でした。ですが、父親の認知症がわかって1年後に、母親も認知症になり、日常生活を2人だけで送ることが難しくなったため、ご両親を介護施設に入れました。
彼女は、私から見ると介護の先輩です。
最初に私の父に異変が起きたとき、地域包括センターに電話するようアドバイスしてくれたのも彼女でした。
先日も、私の父がデイケアさんを追い返してしまう話をしたとき、彼女は「私の父もそうだった。でもある日、足が痛いっていう父に、ケアマネさんが足湯マッサージをしてくれたのよ。それが気持ちよかったみたいで、それから喜んでケアマネさんを家に入れるようになったわ」と話してくれました。
彼女は決して自分の考えを押しつけてきません。あくまでも、自分が経験した中での話しかしません。でも、彼女の話を聞くと「なんとかなるんじゃないか、大丈夫」という気持ちになり、私の心の負担を軽くしてくれます。
気持ちに寄り添ってくれるケアマネOさん
もう一人はケアマネのOさん。
ケアマネさんは、一度担当が代わっています。最初に父を担当してくれたのは、Yさんでした。
Yさんは「お父様がデイサービスに行きたくなるような努力を、ご家族の方もしてくださらないと……」と言ったきり、具体的なアドバイスもないまま、ずっと放置されてきました。
ですが、Oさんは違いました。定期的に電話連絡や家庭訪問をしてくださり、常に父のことを気にかけてくれました。
一度、何度来てもらっても嫌がる父のことをOさんに謝ったとき、「まずは定期的にお邪魔させてもらって、お父様に顔を覚えてもらわないと話にならないですからね。大丈夫です。玄関先で追い返す人なんていっぱいいますよ」と笑ってくださいました。
こんなふうに心折れない、頼もしいケアマネさんがいるから、私もめげずにがんばれます。
コロナ禍のなかで在宅介護をしていると、どうしても孤独になってしまいがちです。ですが、どこかでつながっている、相談できる相手がいる。というのは、本当に心強いと思います。
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