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- 父の介護をして3年。それでも仕事を続ける理由
認知症の父の介護を始めて3年。仕事・家庭のことをこなしながらの私の介護スタイルを紹介したいと思います。介護をされているみなさんの参考になればうれしいです。
介護生活の始まり
認知症という病気の症状はTVや雑誌で目にするので、物忘れや徘徊をするようになるんだな、という程度の認識はあると思います。ですが、実際の介護生活についてはあまり知られていないのでは?
認知症がわかったら、どうすればいいのか?
私は「地域包括センター」に電話すればいいということさえ知りませんでした。
他にも、要介護認定をもらうにはどうしたらいいのか? 病院は?何科を受診すればいいのか?
何もわからないところから始まった介護生活でした。
別居介護スタイル
3年前に父が認知症になってからは、週に1回実家に通っています。私の自宅から実家までは、車で約1時間30分ほど。
実家に行ったときは、買い物の付き添い、月に1回の通院の付き添い、デイサービスは利用していませんが、相談事などがあるときは連絡するようにしており、その連絡のやりとりなどをしています。
我が家の場合、子どもが3人いますが、高校生大学生だったので、子育てとの両立で困ったことはありません。
それでも3男の大学受験のときには、主人の父が亡くなったことも重なり、目の前の用事を片づけるだけで精一杯。精神的にも体力的にもへとへとになりました。
こんなふうに、自分の家と実家、2つの家の用事を同時進行で回していることもよくあります。
仕事と介護の両立
私は週3~4日、家事代行サービスで働いています。
介護を理由に仕事を辞めるか考えましたが、私の父は自力で歩けますし、まだ母も元気なので、仕事の量は減らしましたが、今まで通り続けることにしました。
父の介護をやってみて思ったことは、体力よりも精神的にきついことが多いということ。
介護1本の生活にするよりも、どこかで自分を発散・解放できる場所があったほうが、いいと思ったからです。
何もわからない状態から始まった介護生活なので、今も、手探り状態。このやり方であっているのか、間違っているのかさえわからないときがあります。
介護は周囲のサポートがないと、うまくいきません。コロナ禍でなかなか連絡が取りづらいこともあるのですが、これからも周りの人の手を借りながら、自分なりのやり方で介護をやっていこうと思います。
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