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- 老親の断捨離、疲れた…。人生の有限性、身に染みる
認知症の母(80歳)の部屋の混乱ぶりは、以前から気になっていました。ついに少し片付けたので、その様子をお伝えします。
捨てられない母が認知症になったら
母は昭和初期生まれで、モノへの執着が激しい方です。ソファーには洋服が散乱し、足元もモノだらけで危険な状態でした。まずはそれらを片付けてから作業を始めました。
以前、母が入院中に理由があって父と2人で捨てまくったつもりでしたが、あの努力は何だったのかと思うほどモノが増えていました……。
6畳の部屋には以前は4棹あった大きなタンスがまだ2棹残っていて、普段使う洋服は別にハンガーラックで使いにくい場所にかかっていたので、それを取り出して整理。
元々片づけられない人でしたが認知症になり、もっとひどくなっていました。
モノへの執着が激しい母とのせめぎあい
タンスを開けると、予想以上に乱雑な状態。まるでテレビで見るような山積みの洋服がありました。「こんなにいる? いらないもの捨てようよ」と言うと、「これは便利なの」と結局、ほとんど捨てられませんでした。
捨てたのはわたしがあげたものや100均で買ったものぐらいで、母はもったいないと繰り返していました。
「あと何年生きるつもり? 365日毎日変えても着尽くせないよ」と言うと、「あらまぁ、そうね、フフフ」
結果的に全体の10%も捨てることができませんでした。相手に寄り添いながら、一緒に片付けるにはかなりの精神力がいります。
認知症になる前に親子関係を修復しておこう
ちなみにわたしと母はかなり長い間仲が悪く、最近になって普通の穏やかな関係になった親子です。普通の親子関係なら心配いりませんが、毒親などの問題があると年老いてからが今よりももっと地獄になります。
認知症や手がかかる親を、はたして冷静に世話ができるでしょうか?
それまでにまずは自分で自分を癒やしていくことがすごく大切です。わたしの場合母親は全く変わりませんでしたが、自分が変わることで関係を変えていくことができました(記事・家族が重いと感じるあなたがラクになれる2つの方法)。
問題を抱えている方は生きている間に関係を修復して、お互いに心地よく元気に暮らして欲しいと思います(毒親から卒業するキンドル本を出版しています。記事・シニアになった今こそ本を出版してみませんか? をご参考にしていただければ幸いです)。
実家の断捨離「老親の部屋を片付ける」ことは非常に根気が必要
1時間半かかってやっとタンス1棹の中身を整理し、取り出しやすくしました。ラック1本と少しの洋服だけでも捨てられたことは一歩前進です。
もう1本のタンスの引き出しを見てみると、案の定ぎっしりと洋服が詰め込まれていました……。ひ~これは次回に持ち越し!
友人は両親が亡くなり実家を片付けていると話していましたが、一軒家まるごと片付けるのは大変なことでしょうね。
わたし自身も以前より精力的に断捨離に取り組んでいます。子どもたちに負担をかけたくないと母の部屋の断捨離で改めて実感しました。
※「断捨離」は、やましたひでこさんが広めたお片付けの発想。物を捨てるには心と向き合うことが大切と感じました。
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