歯科医が解説!磨き残しを防ぐ正しい歯磨きの仕方
2021.11.082023年11月29日
老後を見据えて50代後半のわたしが心がけていること
今から始める一生自分の歯で生きるための口内環境整備
両親も義母も80歳を過ぎ、若くて元気だったころに比べて全く様子が変わってきた今日この頃。身近に見本になる3人がいる50代後半のわたしが、老後を見据えて心がけていることがあります。今回はその中の1つ「口内環境を整える」についてお伝えします。
歯周病がいろんな病気につながるかもしれません
糖尿病や脳梗塞などにつながる原因になっている可能性があると聞きます。日本臨床歯周病学会 | 歯周病が全身に及ぼす影響
だとしたらできることは、お口の環境を整えること。
もちろん短期でできることではありません。
30代で歯周病にかかっていたわたし
30代後半に歯科検診を受けた時にはわたしの口の中は散々でした。歯茎がぶよぶよで歯周病に侵されていたのです。しっかりと磨いていたつもりでしたが、歯の表面だけを磨いていたのです。
当時歯医者さんにもらった歯間ブラシは大きく、痛くてこんなもの絶対に歯の間に刺せないと思いました。
これから一生、こんな歯磨きのたびに血が出る状態で生きていくの? 歯肉がもっと下がったらどうなるの?
目の前が真っ暗になりました。
今思うとあの時があったから、わたしは変われたんだと思っています。
本気で口内環境整備に取り組み始めました
歯科で写真を見たときに、前歯の裏側が全く磨けていないことを初めて知りました。磨いたつもりになっていたことに気づいたんです。
歯磨きの原点に戻り、忠実に丁寧に毎食後の繰り返し。そのうちに歯茎の出血が無くなりました。何より口内環境が整えば、あんなに痛かった歯間ブラシが気にならなくなりました。
気づくと毎年の歯科検診では必ず褒められ、「とてもきれいです」と言われるのが当たり前になっていました。
わたしの現在の磨き方や今後のこと
口内炎をよく患うので、歯磨き粉は通販でオーガニックな「オーロメア フレッシュミント」を取り寄せて使っています(1本約1000円)。自然本来の植物の力で作られていて、これだと口内炎ができても痛くなく磨けるし、口内炎自体も減りました。Amazonや楽天などでも取り扱っています。
また、ウォーターピックがいいと耳にしたので使用したら、プラークが簡単に飛ばされて何より気持ちいい! 私が使っているのは「アクアピック AQ-205」(約7000円)のもの。ぬるま湯を入れて使えば口内がスッキリします。前はタンクレスを使っていましたが、わたしはこちらの方が使いやすかったです。準備のハードルが低い方が続けられますね。
(効果には個人差があると思いますが)どちらもおすすめです!
人生100年、一生自分の歯で生きていく
85歳の父は今でも自分の歯で好きなものを食べていて、因果関係はわかりませんがとても元気です。何よりも歯にお金がかからないのが助かりますよね。
わたしも父のように歯を大事にして、最後まで元気に自分の歯でおいしく食事ができたらいいなと思っています。
歯石は半年で誰でも溜まるそうなので、クリーニングも定期的にやっていきたいです。
以上、50代のわたしが健康寿命を延ばすためにしていることをお伝えしました。
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