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- お墓、どうする問題?パート2
跡を継ぐ人がいないという家が多くなり、最近では、いろいろな納骨方法が登場しているようです。どの納骨方法にも、それぞれメリット・デメリットがあり、いろいろ考えた上で、母が選んだのは、私が全く想定していなかった市営の『共同墓地』でした。
まずは、情報取集から
兄の墓を墓じまいすることに決めたのですが、父の遺骨はどうするのか?
納骨方法までは、まだ決めていませんでした。
ハルメク365のWEBサイトで、実際に墓じまいをされた方の体験談を読んだり、一昨年、某新聞社が主催した「墓じまいセミナー」に参加したりして、自分なりに情報を集めることにしました。
4つの納骨方法
今って、本当にいろいろな納骨方法があるんですね。
私が参加したセミナーの話では、納骨方法はざっくり分けると、『散骨』『納骨堂』『永代供養』『樹木葬』の4種類あるそうです。
- 『散骨』
山か海に粉骨した骨を撒く方法。ですが、専門業者に頼まなくてはならないので、日数も手間もかかります。父は山登りが好きでしたが、山といっても山道に撒くので、撒いた上を他の人が通ることもあるそう。また、山に撒く場合、上から土をかぶせてはいけない、ろうそく、お線香は禁止など、いろいろ規制があります。 - 『納骨堂』
こちらを選ぶ場合も、注意しなくてはいけません。将来、納骨堂を経営している会社が倒産しないとも限らないからです。昨今いろいろトラブルがありましたよね。 - 『永代供養』
今のお墓でも十分可能なのですが、前回書いた通り、管理費は払うのか、払わないのか、お墓が荒れるかもしれない、などの問題があります。 - 『樹木葬』
墓石の代わりに樹木を目印にし、桜や紅葉、ハナミズキなどのシンボルツリーの周りに遺骨を埋葬します。
樹木葬がいいかな~、とざっくり考えていたのですが、結論が出ないまま、父が亡くなってしまいました。
市営の共同墓地という選択
お葬式も無事終わり、さて、遺骨をどうするか。
叔母から、一昨年亡くなった叔母の夫を市営の共同墓地に埋葬したという話を聞き、母から「お父さんもそうしよう」と提案されました。
市営の共同墓地は、「合葬式墓地」で、管理は市が行ってくれます。その名の通り、1つの大きなお墓に複数の遺骨を共同で埋葬する墓地のことです。
父の住んでいた市では、「合葬のみ」「10年間個別管理保管後合葬」「20年間個別管理保管後合葬」の3つから選べ、保管期間が過ぎると、合葬されます。保管期間が10年なら、金額は11万円。
記名板を設置することもでき、生前予約をすれば、母も父の隣に埋葬してくれるそう。場所も、お葬式を行った場所から近く、行きやすい場所。
市が管理してくれるなら、安心だし、問題ない。
すぐに、父と母の2人分を申し込み、こうしてお墓問題は一件落着しました。
市町村が運営されている合葬式墓地には、受付期間や、墓地資格要件(条件)などがあります。お住まいの市町村に問い合わせてみてくださいね。
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