蛭子能収さん・認知症がもたらした生活と夫婦の変化
2024.06.142022年10月30日
要介護3になるか、ならないか、判定は微妙
認知症の父。介護認定度が変わらない理由
介護をすると決まったら、誰でもはじめに申請するのが「介護認定」です。よく耳にする「要支援・要介護」って、どこで、どうやって決まるのか? 今回は、介護の境目と言われている「要介護3」について、ざっくりまとめてみました。
最初は、おまけしてもらっていました
父(82歳)の介護認定レベルは、認知症を疑った頃から、変わらず「要介護1」です。
最初の頃は「要支援1」ぐらいでした。せん妄のような症状があり、夜中にすっ裸で暴れたり、人にモノを投げつけたり、情緒不安定で何をするかわからないところがあったので、ケアマネさんたちの判断で、おまけしてもらっていました。
今は、主治医からも「要介護2レベルだね」と言われているのですが、「要介護2に上がっても、料金が高くなるだけ。(父のように)何のサービスも利用していない人には、メリットがない!」と、ケアマネさんに言われ、そのままにしています。
ところが、最近の父は、ひとりでできないことが増えてきました。
要介護3とは、どんな状態?
「要介護3」とは、足腰が不安定で、食事や入浴の際に介護がなければ、1人で生活できない状態です。つまり、24時間介護が必要な状態。
「要介護3」になると、受けられるサービスも増え、特別養護老人ホームへの入居(費用が安い)も可能になります。
父は、一応自分で食事もできるし(むせるけど)、お風呂も入れます(体や頭を洗っていないけれど)。
ただし、()付きで書いたように、できるというだけ。
トイレも一人で行けるけど、紙おむつを交換するだけ。お尻は拭けていないので、毎回母が手伝っている状態です。
なので、2と3の間だと思うのですが……。母がしんどくて、父の介護ができない。あるいは、わたしが遠方に住んでいて実家に来れない、となったら、3になるのでは? と思っています。
介護認定レベルの決め方
介護認定というのは、ざっくり説明すると認定調査員による訪問調査と、主治医の意見書を参考に、介護認定審査会で決定されます。
結果が出るまで、大体1か月ぐらい。
どのレベルなのかは、ネットで調べればわかるのですが、わたしが周りの人の話を聞いている感じでは、介護環境とか、周りのヘルプがどれだけあるかによっても、介護認定って変わってくるみたいです。
まったく周囲の助けがない場合だと、介護認定レベルはアップするみたいですし、サービスや施設入居も積極的にすすめられるようです。
けれど、父のように介護者である母も元気。私も手伝っているとなると、よっぽど足腰が弱らない限り、なかなか3まで上がらないのが、現状のようです。
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