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公開日:2022年04月23日
「災害は必ずやってくる」を肝に銘じて
春は菜種梅雨の季節。そのあと、近年は毎年大災害をもたらす梅雨シーズンがやってきます。以前に立ち上げた地域カレッジで、昨秋(2021年)区の職員さんから雨の怖さについて学びましたので、雨のシーズンを前に資料を再読して復習しています。
「線状降水帯」は、「次々と発生する発達した積乱雲が列をなして停滞することで作り出される線上に伸びた強い降水をともなう雨域」のことを指します。
最近ようやく耳慣れしてきた言葉ですが、平成27年(2015年)の鬼怒川氾濫で有名になった、とカレッジに授業参観(?)にいらした区長さんから教えてもらいました。TVの気象ニュースでは、赤く延びた線状降水帯の帯状をよく目にしますが、同時に災害ニュースも飛び込んできます。
「同じ地域に強い雨を長い時間降らせる」という危険信号の「赤」なのですね。これが恐ろしい「土砂災害や河川氾濫」を引き起こすわけです。
「強い雨」というのは、気象庁によると「土砂降り。車のワイパーを早くしても見えづらい。小さな川や道路脇の溝から水があふれる」ような状況だそうです。降水量でいうと、1時間あたり20〜30mmになります。1時間1mmの雨は「10分間で約コップ1杯」に相当し、1m四方の土地の場合は1Lになるとか。
何よりも怖いのは、同じ地域に強い雨が長時間連続して降るからです。令和2年(2020年)7月、熊本県球磨川豪雨災害では、長さ280kmにわたって13時間も、この赤い降水帯が停滞したのです。
講師の指導で「簡易雨量計」を作りました。材料はペットボトルとビニールテープ。ペットボトルは、表面に凹凸がない2Lのものがよいとのこと。私たちは、童心にかえって、何十年ぶりの工作時間を楽しみました。
使い方の注意としては、
ことが必要です。
続いて、非常持ち出し袋についても、実際に身近で袋に入れるものに関していくつか注意をいただきました。
広島市全体としては、土砂災害、道路灌水、高潮、津波、洪水が考えられる、と教わりました。
えっ、日本で起きている災害をほぼ網羅している? 私の住む団地での高いリスクを絞ってもらうと、土砂災害と地震だそうです。
広島市の東と西には断層帯があると言われていて、震度5の地震が想定されているようです。団地(17町がある)の中で、300余戸数の私の住んでいる町内は山が近くにないため土砂災害の心配はありませんが、他の町内ではリスクの高いエリアもあります。
私としては、台風による強風も怖いです。近年台風の襲来があまりないため忘れがちですが、平成3年(1991年)の台風19号による強風が瀬戸内海から吹上げて、海塩が電線にへばりつき、広範囲に停電をもたらしたことがあります。
「災害は忘れた頃にやってくる」ではなく、「災害は必ずやってくる」を肝に銘じて、備えていきたいと思います。
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