「推し活」は元気の源!脳内科医が語る脳にもいい理由
2024.04.252021年12月07日
地域アクティビティ
楽しく脳トレ!麻雀奮戦記
私が「ふれあい健康麻雀会」を立ち上げたのが6年前。一昔前の「徹マン・煙モウモウ」などのイメージが強い麻雀は、近年は「脳トレ」、または「飲まない・吸わない・賭けない」の「健康麻雀」へとイメージを変えてきました。
麻雀で地域の活性化をめざす
以前の記事「70歳をすぎて健康麻雀にはまる!」でも書いたように、6年前、麻雀のイロハも知らない私が、約300戸の町内で「麻雀会」を立ち上げることになりました。みんなの「カモ」になることも臆せずに始めたのです。
きっかけは、広島市の事業「“まるごと元気”地域コミュニティ活性化補助金制度」でした。かつての企業戦士たち、日本の高度経済成長期を支えたお父さんたちが、定年退職したら「濡れ落ち葉」といわれた時代がありました。
それからまもなく「少子高齢化社会」に突入。少子高齢化は、都市周辺の住宅地の地域活動が弱体化するのと正比例しているといわれます。そこで、広島市の秘策は上記の補助金制度でした。
この制度を利用して、「プラチナ世代・リタイア世代の地域デビュー支援」と銘打って、「ふれあい健康麻雀会」を立ち上げたのです。定年後も家に引きこもらないで社会参加・地域参加をすることを目的とし、お父さんたちの昔取った杵柄の「麻雀」をその手段にすることにしました。
施設入所に備える?
私の本音の一つは、「私も麻雀覚えたい」ということでした。以前、高齢者施設を見学した際、麻雀を楽しんでいるグループを拝見したことがありました。私は音痴で歌えない、折り紙も塗り絵も得意じゃない、特技もない。じゃあ、「麻雀で脳トレ」して施設入所に備えよう、というのがきっかけでした。
いざ、発足へ
男性4人に声を掛け、発起人5人で準備を開始しました。私は申請書を作成して区に提出。許可が下りるとすぐ会員募集のチラシを作成しました。他の発起人は会則や健康麻雀ルール作成、発会式の準備、物品を購入……と奔走しました。
女性も含めて20数名の会員でスタートしました。新聞やテレビ局の取材を受けたり、他区へ市の担当者とこの補助金制度のアピールに出かけることもありました。
女だけのおしゃべり麻雀も
この麻雀会とは別に、公民館で自主運営(会費175円は会場費代)の女だけの麻雀会「あすなろう会」も活動しています。
麻雀歴の長いメンバーが多い「ふれあい健康麻雀会」とは違って、ほとんどみな初心者でスタート。どうにか並べ方は理解した程度の超熟年の70・80代8人。チョンボもどきも許され、点数の数え方も自己流、というか女子流。
月2回の卓を囲む逢瀬は、牌を媒体のおしゃべり会さながらですが、少しずつ上達しています。
奮戦5年を経て
「ふれあい健康麻雀会」は今年(令和3年)から自主運営に変わりました。メンバーの中には、天国に旅立った人、老人施設に入所した人もいて、5卓から3卓に変わりました。
私の腕前は相変わらず低迷しておりますが、わかったことがあります。
囲碁や将棋と違って、麻雀は強い者が必ず勝つとは限らない、弱い者が必ず負けるとは限らない、ということ。たまにですが、接待麻雀で鍛えたお父さんたちに私が勝つこともあるのです。
だからこそ、上達しないながらも楽しみながら続けていけるのです(いや、まさか? 私は勝たせてもらっていたのかしら??)。
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