地域アクテビティー

交通安全のためにできること

公開日:2021.11.06

更新日:2021.11.06

コロナ禍の中、交通事故の発生件数は減少傾向だったようですが、移動人口の増加に伴ってまた増加する懸念があるとか。今回の小見出し3点は今年の交通安全年間スローガンで、内閣総理大臣賞(最優秀作)に輝いた作品です。

このストップマークは、子どもたちや高齢者の注意を促すため、歩道に貼りました

ゆとりある 心と車間の ディスタンス (東京都・高校2年生・焼山さん)

私は交通安全協会の評議員を務めています。任務は、交通安全の呼びかけボランティアです。

「交通安全街頭キャンペーン」「広報車による広報活動」「高齢者交通安全教室開催」など、17事業計画に参加しています。私の住む3600余戸数の地域では、私を含めて4名が活動しています。

ゆとりある 心と車間の ディスタンス (東京都・高校2年生・焼山さん)
春・夏・秋・師走の年4回、この広報車(リレーのバトンタッチ式で各地域が利用)で、
一時間ほど地域を走り「交通安全」を訴えます

自転車に 乗るならきみも 運転手 (川口市・小学4年生・前さん)

地域内にある市立高校は長い坂道の途中にあり、高校生たちはバスや自転車で通学しています。彼らにとって、自転車でその坂道を下ることは大きな楽しみのようです。ストレス発散もできて、スリル感がいっぱい。でも、危険もいっぱいです。

以前、坂道を走りおりてきた自転車が、止まっている大型トラックの下に潜り込んでしまった事故がありました。奇跡的に高校生も自転車も無傷だったようですが、一つ間違えば、大惨事になるところでした。

自転車に 乗るならきみも 運転手 (川口市・小学四年生・前さん)

そこで、定期的に高校生に自転車マナーの向上を呼びかけるようになり、高校の運動場で自転車講習会を開いたこともありました。登校時のマナーアップの呼びかけは、私たちと高校教職員、警察官でやっていましたが、高校生にも参加してもらうことになりました。その方が効果があるようです。

ママなんで? 赤は止まると 習ったよ (西宮市・大学4年生・天野さん)

朝の登校時、小学生の見守り活動にも参加していますが、小学生はルールをよく守ってくれています。青信号がピコピコ点滅し出したら旗でストップをかけなくても、足を止めます。でも、大人は走って渡ってしまいます。

ママなんで? 赤は止まると 習ったよ (西宮市・大学4年生・天野さん)
「公民館まつり」で「パトカー・白バイ」は子どもたちの人気コーナー。
 制服を着せてもらって「はい、ポーズ」だけなのですが、「交通安全」を保護者にもアピールできます

サポカー体験

サポカー体験

私はすでに運転免許は持っていませんが(ずいぶん前に返上しました)、先日、自動車メーカー5社が開催する「サポカー(セーフティ・サポートカー)体験」に参加しました。

高齢者向けに「対歩行者衝突被害軽減ブレーキ」「ペダル踏み間違い急発進等抑制装置」などを搭載した車を「サポカー」というそうです。

右上の写真の白い車は本物ではなく看板ですが、サポカーはそれを認知して止まりました。なかなかのハイテク装置と感心。また、左下の写真のように、高齢者の反射能力などチェックするコーナーもあって、自戒を含めて自己認識した次第です。

酩酊運転や高齢者のアクセルとブレーキの踏み間違え運転などの撲滅が叫ばれている昨今、なかなか有意義な体験でした。事業者の運転する車に同乗するだけでしたが、車止めを乗り越えだけでも相当な衝撃でした。

ひょっとしたら将来お世話になるかもしれない「シルバーカー」に試乗しました

「スピードは 視野も心も 狭くする」いわき市・小林さん 警察庁長官賞(優秀作)

やはり、心のゆとりが肝要なのですね。
 

■もっと知りたい■

とし古

祖母は60歳の頃、針仕事や寺参りを日課にしていました。母は70歳の頃不自由な体で家族のために働き趣味の書道教室にも通っていました。そして私はいま八十路を歩いています。体力・知力は衰えを感じますが考える事・感じる事は昔と変わらないと思っています。死ぬまでにやっておきたい事に色々チャレンジしたいです。

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