私の認知症対策を考える(2)

映画で認知症を考える

公開日:2022.05.07

話題を呼んだ前作の『ぼけますから、よろしくお願いします。』を見逃しましたので、続編『ぼけますから、よろしくお願いします。〜おかえりお母さん〜』を初日(4月1日)に観に行ってきました。

紫陽花の花言葉 : ピンクは「元気な女性」、青は「辛抱強い愛情」

ぼけたお母さん

監督の信友直子さんが広島市に隣接する呉市出身ということで、全国に先駆けて広島公開となり、監督の舞台挨拶もありました。

ぼけたお母さんが主人公

この映画は、90代の老夫婦(監督のご両親)の老老介護のストーリーです。題名の『ぼけますから、よろしくお願いします。』は認知症の兆候が現れ始めた頃のお母さん自身の言葉です。

社交的で冗談好きだったお母さんは、物事をうまく処理できない自分に苛立ちを覚え、お父さんと激しく言い争いをするようになります。そして脳梗塞で倒れてしまう、という展開です。

映画監督としての冷静な観察眼と、娘としての情愛に満ちた眼差しで老夫婦の日々が描かれ、観客席は感動の涙と笑いで溢れました。勉強になることもたくさんありました。

ドキュメンタリー映画の監督として、一人娘として、思いを語ります

皆、認知症になる

認知症とは「物忘れがひどくなり、日常生活や社会生活に支障をきたす疾患」で、高齢者のシンボル的な病として見られています。命に関わる病気ではありませんが、周囲に及ぼす影響は精神的にも物理的にも甚大ですから、誰しも不安になるのです。

100歳まで生きたら、ほとんどすべての人が認知症になるという説を聞いたことがあります。そして今や5人に1人が高齢者といわれ、人生100年時代に入っています。

私の認知症対策

普段の生活の中で外に出る機会を増やしてできるだけ人と接するようにしたり、脳の活性化のためにと健康麻雀、話題の映画など、いろいろなことに関心を持つようにしています。

またこのハルトモライターの活動は、私にとって一番の刺激となっています。食事と運動による生活習慣病対策はちょっと自信がありませんが、なるべく意識するようにしています。

映画『ドライブ・マイ・カー』のロケ地、平和記念公園の一角を訪ねました
ちょっと死角になる(?)ような場所で、ご近所さんと探し歩き、見つけました

私は今のところ、人や物の名前がさっと出てこないことがたまにあります。森山良子さんの歌「Ale Ale Ale」は、同年代の友人知人たちと皆「自分のことだ」と大笑いしました。

この先何が起こるかわかりませんが、宇野千代さんがおっしゃったように「人生いつだって今が最高のとき」と思って、生き生きと過ごしていきたいと考えています。(脳テンキかな?)
 

■もっと知りたい■

とし古

祖母は60歳の頃、針仕事や寺参りを日課にしていました。母は70歳の頃不自由な体で家族のために働き趣味の書道教室にも通っていました。そして私はいま八十路を歩いています。体力・知力は衰えを感じますが考える事・感じる事は昔と変わらないと思っています。死ぬまでにやっておきたい事に色々チャレンジしたいです。

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