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「保育園児から高齢者まで、それぞれの年代に合わせた遊び方で脳に刺激を与え、練習すればだんだん上手になる」ということで、地域カレッジで「けん玉」教室を開催しました。
けん玉で運動不足とストレスを解消
人生100年の時代。長引くコロナ禍のなか、運動不足とストレスの解消に役立つかも、と地域カレッジでけん玉を基礎から学ぶ講座を企画しました。広島では約2か月の蔓延防止の期間があけ(令和4年/2022年3月9日)、参加者を30名に絞っての開催となりました。
人数分のけん玉を用意してもらい、参加者全員、果敢に(?)挑戦しました。
認知症予防の効果も
まずは、けん玉の持ち方から教わりました。大皿持ち、小皿持ち、ろうそく持ち、剣持ち、玉持ち、極意持ち、吊るし持ち。
けん玉は「全身運動」であることを、あらためて認識しました。リズミカルに足腰を動かす「けん玉スクワット」がキーポイントのようです。椅子に座ったままできる技もあり、それぞれの年代にあわせて、考えながら遊べます。
「認知症予防の効果」も期待されていると言われるゆえんです。
講師は熱血漢
講師にお迎えしたのは、日本けん玉協会西広島支部長の砂原宏幸さん。
けん玉の魅力に取りつかれ、53歳で小学校教員を辞めて、けん玉世界に飛び込んだという熱血漢。外国でもけん玉パフォーマンスを披露するなど活躍されており、老人施設でも指導されているとか。教え子の最高齢は102歳と聞き、勇気が出ます。
けん玉の起源
けん玉の起源は世界各国に諸説あるようですが、16世紀のフランスの「ビル・ボケ」が、現在確認できる一番古いルーツのようです。日本でも江戸時代に「すくいたまけん」が確認できるそうで、世界各国で遊ばれていたのは確かなようです。
現在のようなけん玉が生まれたのは大正8年(1919年)、広島県呉市の江草濱次さんの考案によるものだそうで、当時は玉を太陽とみなし「日」、皿を「月」とみなして、「日月(にちげつ)ボール」と呼ばれていたそうです。
また、広島市の西に隣接する廿日市市(はつかいちし)は、古くから木材の集積地です。この廿日市の高いロクロの技術を誇る木工所に、江草濱次さんが製造を依頼したのが大正10年(1921年)で、それが現在の「けん玉」ルーツになるようです。
それで、呉は「けん玉考案の地」、廿日市は「けん玉発祥の地」になるとか。近くに住んでいながら、まったく知りませんでした。
技の多さにびっくり
皿と玉を「もし亀(うさぎとかめ)」「まりと殿様」「パプリカ」などの歌に合わせてお手玉風に、と初級技から高級技の数々にびっくりの連続でした。
「けん玉」から「KENDAMA」へ
今では、スポーツ競技として認識されている「けん玉」は欧米でも大会が開かれ、「KENDAMA」が世界共通語として定着しているとか。なんだかうれしいですね。
認知症の予防に、私も、けん玉を趣味のひとつにしたいと思っています。
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