春は祭りが満載

ウィズ・コロナで久しぶりの春祭り

公開日:2022.05.18

地域の春祭りは、ちょっと面倒でも、やっぱり楽しい。久しぶりに会う知人と声をかけ合うのも楽しみの一つ。私がお手伝いしているのは「みすず祭」と「春のお隣さんまつり」だけですが、準備もぶらり参加も、大いに楽しんでいます。

美鈴神社の「みすず祭」(4月9日)

住宅団地に神社があるのは、全国的に見て稀有なことと言われています。平成2年(1990年)に広島市の有名神社の御分霊をいただいて30年余り。この美鈴神社で行われる「みすず祭り」は、神社祭事を中心に地域を盛り立てている崇敬会会員の祭りです。

美鈴神社の「みすず祭」(4月9日)
神事は厳かに、太鼓演奏は威勢よく

コロナ前は型通りの祭事の後、地域の集まった人たちに抹茶と菓子がふるまわれ、語らい・ふれあいの場だったのですが、今回、3年ぶりの斎行は、菓子とお茶パックをお持ち帰りということに。

しかし今年(2022年)はこの地域の鬼城太鼓(きじょうたいこ、地域の山にちなんで命名)グループによる演奏の奉納があり、子どもたちのパフォーマンスにも感動をもらいました。

ら・ふぃっとHOUSEの「春のお隣さんまつり」(4月17日)

ら・ふぃっとHOUSEの「春のお隣さんまつり」(4月17日)

「ら・ふいっとHOUSE」は「お隣さんの家」という意味で、NPO法人悠々自在が地域の人たちとともにさまざまなコミュニケーションを展開する手作り広場として親しまれています。

春まつり開催もその一環です。工夫をこらして準備を重ねる、これも大切な地域の交流ですね。焼きそば、ちらし寿司、ぜんざい、唐揚げなど、まつり定番のブースが並び、畑から採れたての野菜が並ぶという手作り感満載のまつりです。

例年ですと、買った物を屋内で友人知人とおしゃべりしながら食べる風景があったのですが、今年はコーヒーとぜんざいのみで、しかも屋外に椅子を多く設けました。

ら・ふぃっとHOUSEの「春のお隣さんまつり」(4月17日)
春の陽射しは老若男女に優しい

道行地蔵尊春季例祭(4月24日)

生憎と雨の日になりました。山中の小さな祠(ほこら)に祀られている6体のお地蔵様のうち、一体を近くの集会所にお運びしての祭事になりました。

道行地蔵尊春季例祭(4月24日)
春雨も楽しからずや、でしょうか

この地域を開発する際、山中に散在するお地蔵様を一か所に集めてご安置したのが始まりのようです。例年ですと、祠の前で新緑に目をやり、うぐいすの声を耳にしながら、般若心経をお唱えし、そのあと、集会所で長テーブルを並べてお弁当をいただきます。

今年は雨とコロナ禍が重なって、集会所で祭事の運びとなり、お弁当は「お持ち帰り」となりました。

春祭りで春の到来を実感

春祭りで春の到来を実感
広島市植物公園の「越の彼岸桜(コシノヒガンザクラ)」

冬が去り、春の到来は人間も地上の生物もみな活動を活発化させます。三寒四温の時期を経て、朝晩の寒さが残るものの、日中の暖かさで万物は生命の息吹を感じるのです。それが人々を「春祭り」へ誘なうのでしょうね。

来年の春祭りは、コロナが収束して、かつてのように制限のないお祭りを楽しみたいと願っています。

 

■もっと知りたい■

 

とし古

祖母は60歳の頃、針仕事や寺参りを日課にしていました。母は70歳の頃不自由な体で家族のために働き趣味の書道教室にも通っていました。そして私はいま八十路を歩いています。体力・知力は衰えを感じますが考える事・感じる事は昔と変わらないと思っています。死ぬまでにやっておきたい事に色々チャレンジしたいです。

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