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- 午後のこみち~大ネタ強化デー~
柳亭こみち師匠の独演会が観たくて、スタジオフォーに行きました。会場は、都電荒川線の庚申塚駅から、程近い所にあります。ここを訪れるのは3回目、こじんまりした良い会場です。
7月下席は鈴本です
こみち師匠は、配信で何度も観ておりますが、特に心を動かされたのは国立演芸場での独演会【こみち堂】で「七段目」を観た時でした。絶対行きたい、生の高座を聞きたいという思いがつのり、今日を迎えました。
場内は、平日の午後にも関わらず、常連の男性客ばかりでした。
いよいよこみち師匠の登場です。画面で観ていた以上にかわいい方で、全身からオーラが溢れ出ています。
7月下席は上野の鈴本演芸場で、私が主任です。ギター漫談のペペ桜井先生から、一緒にやりませんかと誘われました。私の師匠に話すと何でも反対されますが、ペペさんは86歳ですから、お元気なうちに一緒にやりたいのですと伝えたら、お許しが出ました。
ここで盛大な拍手が湧きます。
皆さん楽しみにしていてねと言って、一席目の「徳ちゃん」に入ります。
「徳ちゃん」
徳ちゃんとは、売れない噺家の名前ですが、徳ちゃんよりも、焼き芋を両手に持って、かじりながら出て来る女性が印象な噺です。実際にそのシーンを目の前で観ると、そのド迫力に圧倒されました。笑わないお客がいる時の、これは武器ですね。
「小間物屋政談」
品物を背負って売り歩く小間物屋の小四郎が、盗賊に襲われた問屋の主人と、箱根山中で出会ったことから噺は始まります。
関西に商売に行く途中でしたので、着替え用に持っていた着物を着てもらい、西と東に別れて間もなく、小間物問屋の主人は亡くなってしまいます。たまたま二人は背格好も同じで、似ていたため、着ていた着物から小四郎が亡くなったものと間違えられて、運命が変わってしまうというお噺です。
こみちさんは、小四郎の女房の気持ちを、全面に出して丁寧に描きます。そして「もう背負うには及ばん」のおなじみのサゲまで、テンポ良く一気に畳み込みました。
お仲入り前、中島みゆきの「悪女」を熱唱。サービス精神旺盛です。
「品川心中・序」
お染めと私を重ねないでくださいと断ってから、噺を始めます。
かつては店のナンバーワンだったお染でしたが、お金の工面が出来ないため、心中をしようと決めます。相手を物色。貸本屋の金蔵に、白羽の矢をたてたことから始まる騒動です。
熱演する師匠のお染は、あまりにもハマリ役で、序だけでなく全編聞きたかったです。
大ネタ強化デーと銘打っただけに、笑わせながらも、じっくりと聞かせる上質の高座でした。
終演後、笑顔で見送ってくださったこみち師匠は、最後の最後までパワフルでした。
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