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年2回横浜にぎわい座で行われる「横濱小せん会」に行ってきました。いつもは2月と7月ですが、2023年は2月と11月に開催、思えばこの会にもう10年通っております。
「孝行糖」柳家ひろ馬
江戸のさまざまな商売の売り声を紹介してから、噺に入ります。
長屋の世話好きな(お節介ともいう)人々が、親孝行のご褒美に、お上から貰った(青ざし五貫文)で、与太郎に飴売りをさせようとする騒動を描いています。
この噺は、3代目三遊亭金馬師匠のを聞いているので、その強烈なイメージを超えるのは難しいです。
「悋気の独楽」柳家あお馬
マクラで、保育園児が可愛いと思っていたらと、大爆笑をとります。滑り出し絶好調、客席が一気に温まりました。
少し賢い定吉が、ストーリーを引っ張っていきます。おかみさんに旦那、お妾さんそれぞれをいきいきと演じていて、噺に引き込まれていきます。サゲまでの噺のたたみ方が実に鮮やかで、場内から拍手が湧き起こりました。
「ねずみ」柳家小せん
「竹の水仙」「三井の大黒」などの左甚五郎の噺の中で、一番好きな噺です。
宿の主人がしみじみ語るシーンは、いつも胸に迫るものがあります。何度も聞いている噺ですが、今日は随所に工夫が凝らされた改良版で、いつもより数段楽しめました。
歌謡漫談 寒空はだか
落語協会の準会員になったとかで、客席から拍手が湧き起こります。「えっ、警備員になったの?」と春風亭百栄師匠に言われたとか、巡回員と間違えたのですね(笑)。
森本レオの物真似等で笑いをとって、最後はやっぱり、何度聞いても楽しい「東京タワー」を熱唱しました。
「ガーコン」柳家小せん
いつも師匠の出囃子は「せり」ですが、今日は「三味線ブギウギ」で登場です。
昨日が川柳川柳(かわやなぎせんりゅう)師匠の三回忌でしたので、師匠を偲んで「ガーコン」をネタ出ししたとのこと。
昭和6(1931)年生まれの川柳師匠の思い出話で、戦前の流行歌や軍歌を、矢継ぎ早に歌いまくります。
戦後流行るジャズは、ウッドベースからトランペット(実際に小せん師はトランペットがお得意で、ギターの腕も超一流)ドラムに至るまで、一人で奮闘(落語ですから当然ですが)まるで目の前にジャズバンドがいて、さまざな楽器を奏でているかのように聞こえるからすごいです。きっと、川柳師匠も喜んでいらっしゃることでしょう。
帰り道、70代らしい男性がスマホで検索していて、突然「小せんさんて若いんだ 49歳」と驚いていました。お連れの女性(この方もハルメク世代)「よく勉強しているわね」と感心していました。
出囃子に使用した市丸さんの「三味線ブギウギ」も、調べたら昭和24(1949)年となっていて、私の生まれる前の歌でした。私は子どもの頃聞いていますからすぐに分りましたが、師匠はずっとお若いですからね。恐らく生では聞いていないと思います。
川柳師匠から受け継いだ「ガーコン」は、噺家多しと言えども、小せん師匠しかできる人はいません。これからもぜひ、何度も聞かせて頂きたいと思いました。
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