おもしろハッピー落語会
2022.09.072024年02月29日
落語自由自在(79)
ぴあ落語ざんまい
「チケットぴあ」が新宿末廣亭の全面協力を得て【ぴあ落語ざんまい】を、2023年12月6日より開始しました。毎月定額見放題で楽しめる配信サービスです。
落語動画のサブスクサービス
人間国宝から人気落語家、フレッシュでいきのいい期待の若手の高座まで、多彩なラインナップで、1000本以上の落語映像が、スマホやパソコンで見られます。
100名以上の芸人が登場、東西や会派を超えた落語家の新着映像も、随時追加されます。その上、講談や浪曲の配信も予定されています。
これだけ揃っていて、月額990円(税込1089円)で、2024年3月には、2000本を超える高座が公開される予定となっています。
しかもオンデマンド配信ですので、いつでも好きな時間に、お気に入りの落語家の映像が、何回でも視聴できるのです。
新宿末廣亭より届きます
江戸以来の寄席の伝統文化を今に伝える「新宿末廣亭」は、都内唯一の木造建築の寄席で、戦後の復興とともに演芸の発信を担ってきました。いわば話芸の殿堂から、珠玉の高座が届くのです。
新宿末廣亭まで行きたいけど行けないという方や、自宅で落語を楽しみたいという方には、とてもうれしい企画だと思います。
冬に聴きたい落語12選
私もサービス開始と同時に会員登録しましたが、こんなにたくさんではどこから見れば良いのかと、最初は戸惑いました。よく見ると、ビギナー向けに「冬に聴きたい落語12選」というのがありました。
「紋三郎稲荷」「御神酒徳利」「時そば」「おすわどん」「弥次郎」等の演目が並んでいます。
今月の演目「初天神」
今月の演目「初天神」と題して、さまざまな落語家の「初天神」を見比べ、聴き比べようというコーナーもありました。これもビギナー向けとなっていましたが、落語通といわれる人たちにも十分楽しめます。
亭号から 名前から 演目から
亭号(柳家・柳亭・三遊亭・桂・春風亭等)から探すと、ずらっと落語家の顔写真が出てきます。亭号が分からない方は、名前から探すこともできます。この噺あるかな? と聴きたい演目を呼び出すことも可能です。
新宿末廣亭のトリの高座
新宿末廣亭のトリの高座が一挙に見られるサイトもあり、普段ではありえない贅沢が味わえます。
以前ご紹介した「産経らくご」(月額税込1100円)はホール落語や連雀亭(二つ目専門の寄席)からの配信で、一定期間が過ぎると映像が消えてしまい、見逃してしまう事もありましたが「ぴあ落語ざんまい」は、いつでも何度でも見られますから、見逃してしまう心配はありません。
落語を聴いてみたいという方、興味はあるけど敷居が高くてという方、今や落語の敷居はドンドン低くなっています。「ぴあ落語ざんまい」で、新宿末廣亭の高座をのぞいてみませんか。
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