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- 年に一度のお楽しみ「立川志の輔 独演会」
東京會舘 丸の内本館 ローズルームにて、毎年行われる「立川志の輔 独演会」に行ってきました。今回は緊急事態宣言中。本当に開催されるのかしら? と前日まで不安でした。それだけに、出かけられると分かったときは、うれしかったです。
9か月ぶりの生落語会
昨年(2020年)11月の「柳家あお馬独演会」以来、9か月ぶりの生の落語会に心が躍ります。
東京會舘 ローズルームは、真打披露パーティーなどでもおなじみの場所。大空間にローズの花を描いた螺旋状のシャンデリアが映える、とても素敵な空間です。
この会はいつもお食事をいただいてから、落語になります。並んだお料理は上品で、家では絶対に出せないプロのお味です。ただ例年と違うのは、向き合って食べるのではなく、全員が一方向をむいて黙食すること。コーヒーまでおよそ40分間、最高においしいランチでした。
いよいよ落語会の会場へ
お席は「と-14番」ですから、いろは順で7列目かと思いましたが、6列目でした。落語の演目「強情灸」では「へ-36」というシーンが出てきますが、ここでは「へ-○番」は、ありませんでした(笑)。
立川志の麿「狸賽(たぬさい)」
開口一番は、師匠の7番弟子志の麿さんです。
「落語には狸や狐がよく出てきます」といきなり話し始めましたが、そんなには出てきません。これは狸の恩返しの噺です。狸とばくち打ちとの会話にハラハラしたり、ほのぼのしたりでした。
三遊亭全楽「お菊の皿」
「お菊の皿」は「四谷怪談」や「牡丹灯籠」と並んで、100年以上も語り継がれてきた日本三大怪談話の一つです。怪談話にしては、笑いの多い噺です。全楽師匠は、若い衆を実にいきいきと描いていました。お菊さんも、かわいらしかったです。
ポカスカジャンの賑やかなステージの後は、いよいよ志の輔師匠の登場です。
立川志の輔「ねずみ」
昔の旅はほとんど歩きで、馬や駕籠(かご)はめったに使わなかったそうです。と語り出したので、演目は「ねずみ」だと分かりました。この噺、実は13年前に「志の輔らくごIN PARCO」で聞いています。あのときは、母も一緒でした。不意に、亡き母のことが頭をよぎります。
ねずみ屋の子どもと旅人との会話に、場内から笑いが起こります。ねずみ屋の主人の身の上話が始まると、場内は水を打ったように、静まり返りました。旅人が左甚五郎だという事は、簡単には明かさないはずが、今回は早めにその名がでてきました。
そして「ここで問題です」とクイズが始まります。ねずみ屋が繁盛して困るのは誰でしょう? 「そう、向かいの虎屋です」と言ったので、「ガッテンしていただけましたでしょうか?」 を期待したのですが……。そこは素通り、虎屋旅館の夫婦げんかに移り、サゲまで一気にたたみ込みました。
13年前より、ずっとパワフルな「ねずみ」に変貌していました。
ゴージャスな場所でのおいしいお食事と、志の輔師匠の落語。年に一度のぜいたくを存分に堪能しました。
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