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- 世界初!動く演芸場!文太の【落語Car】
福岡県北九州市の高見神社にて、完成した落語Car(カー)のおはらいと、お披露目会がありました。その模様を、文蔵組落語会の配信でおなじみの、JUNS社が伝えてくれました。
寄席が無いなら作ってしまえ
世界初の動く演芸場【落語Car】の発注者は、北九州市出身の落語家橘家文太さんです。
たまたま入った新宿末広亭で、落語に惹かれ、2014年三代目橘家文蔵師匠に入門。2020年2月に二ツ目に昇進しました。これを機に、北九州で活動をしてみないかと、師匠から提案されます。東京には、たくさんの噺家がいて、落語会は常にお客の奪い合い、つてもコネもない弟子の行く末を心配してのアドバイスでした。
故郷なら親戚縁者、同級生がいますが、寄席は1軒もありません。やはりかわいそうだというのが、大方の意見でした。そんな心配をよそに、2020年8月、文太さんは北九州に移り住みます。
「無いなら作ってしまえ」が文太流、この落語Carを思いついたのです。落語Carの製作は、移動販売車などを手掛けるヒートウェーブ社が全面協力、荷台に畳を敷き高座を作り、エアコン付きの楽屋まで備えてあります。
奉納落語会 in 高見神社
ご挨拶 橘家文太
「今日は兄弟子が、東京から駆けつけてくれました。まずは、兄弟子が1席、その後私が1席やっておひらきです」。文太さん、深々と頭を下げました。
「一目上がり」橘家文吾
おめでたい場に相応しい1席です。「世界初の落語Carで、最初に落語をやるのは私でいいのでしょうか?」と言いながらも、なぜか誇らしげな文吾さんでした。
涙の向こうに文蔵師匠が!
さて、今度は文太さんの出囃子「炭坑節」が流れます。お囃子は生演奏、太鼓は石段の上で、文太さんが叩いています。首尾よく文吾さんと太鼓を交代して、さて本日のトリ文太さんの登場、と思いきや、出囃子が「三下(さんさが)りかっこ」に変わります。これは師匠の出囃子です。「マジか!?」と思わず叫ぶ文太さん。何と、文蔵師匠の登場です。
「夏泥」橘家文蔵
「普通ね、一報があるでしょ。弟子ならばね。何もないので、仕方ないから押しかけて来ました」と文蔵師匠。愛弟子の門出に選んだ演目は「夏泥」。涙目で文太さんが見つめる中、貫禄の高座で、観客を一気に引き込みました。
「珍宝軒」橘家文太
師匠の突然の登場で、胸いっぱいのままの文太さん。古典落語「金明竹」の博多弁版「珍宝軒」を演じ、温かい拍手に包まれました。
~落語トラック野郎・文太~ 只今爆走中!
終演後、この日34回目の誕生日を迎えた文太さん。介護施設、学校、道の駅等を廻り、九州全域に落語を届けたいと語りました。落語Carに夢を乗せて、やがては全国制覇を目指す、落語トラック野郎・文太の誕生です。
◆配信協力:JUNS株式会社
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