50代・60代女性に!おすすめ本90冊を一気に紹介
2023.04.292021年05月19日
落語自由自在45
配信1周年記念・第30回文蔵組落語会
ゴールデンウィークは、コロナ禍で旅行もできないので、せめて国立劇場の「桂文珍大東京独演会」に行きたいと思い、チケットを購入しました。立川志の春さんもゲスト出演されるので、テンションが上がります。
噺家は何人いるの?
そして「1年ぶりの国立劇場」と題して、皆さんにご紹介したかったのですが、直前に緊急事態宣言が発令され、中止となってしまいました。
そこで、ぽっかり空いてしまった時間に、噺家は何人いるのかを調べてみました。
落語協会 落語芸術協会
真打 207名 真打 94名
二ツ目 65名 二ツ目 46名
前座 32名 前座 24名
五代目圓楽一門会 落語立川流
真打 36名 真打 29名
二ツ目 17名 二ツ目 19名
前座 5名 前座 10名
合計584名で、上方には255名いますので、合わせて839名、フリーの方も入れると合計856名、有史以来最大の人数です。これはプロ野球12球団(70×12)とほぼ同じです。
入船辰之助さんの「恐怖のドラフト」
ふと、先日配信された「文蔵組落語会」での辰之助さんの「恐怖のドラフト」を思い出しました。東京の4団体が解散し、プロ野球のドラフト会議ならぬ、芸人ドラフト会議をするという噺です。
アナウンサーと、評論家の広瀬和生さんの掛け合いで始まります。やがて、ドラフト開始を告げる声が響き渡ります。
「第1巡・希望選択芸人・落語協会」。ここでたっぷりと、間をとります。おもむろに芸人を指名、ため息が漏れます。
「以外でしたね」と実況アナ、広瀬さんも驚いています。
「第1巡・希望選択芸人・落語芸術協会」。何と同じ芸人の名が読み上げられ、広瀬さん、唖然とします。
「第1巡・希望選択芸人・圓楽一門会」。今度もと思いきや、ここは入院中の噺家が指名されます。
「第1巡・希望選択芸人・立川流」。ここでまた同じ芸人の名が呼ばれ、3団体の抽選となりました。
人気者を引き当てたのは、何と落語協会でした。173巡目で、噺家の数が多すぎるとボヤキが入ります。次々と実名が飛び出し、ハラハラドキドキの連続です。指名されなかった噺家は、天狗連(社会人落語家)に降格となりますが、果たして誰なのでしょうか? サゲもきれいで分りやすく、最後までひきつけられました。
辰之助さんは、まだ二ツ目ですが、新作落語を拵える才能に長けています。応援したい噺家が、また一人増えました。
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