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2023.04.292021年04月14日
これが「さくら」のお箏の楽譜です
お箏で「さくら」を弾いてみませんか?簡単ですよ!
お箏の曲と言えば「さくら」。この曲はとても簡単で、誰でもすぐに弾けるようになります。ぜひ一緒に楽しんでみませんか。
「さくら」はお箏のために作られた曲です
今年、2021年は桜の開花がずいぶん早いですね。私の住む街では『さくら さくら 弥生の空は』という歌の通り、3月のうちには見頃を終えてしまいました。
今頃は東北地方の辺りにお住まいの方が花を楽しまれているでしょうか。
さて桜を見るとつい口ずさみたくなるこの「さくら」の曲。きっと、これこそ“お箏の曲”と感じる方が多いことでしょう。
それもその筈で、「さくら」は江戸時代の終わり頃に、お箏を練習する子供達のために作られた曲だといわれています。
まさかご存知ない方はいないと思いますが、私が演奏した動画がありますので良かったらお聞きになってみてください。いかにも「お箏」という感じですよね。
楽譜は簡単!
良い機会なので、この「さくら」の楽譜をお見せしますね。
次の写真をご覧ください。こちらが曲の始まりの部分を記した、お箏の楽譜です。
わかりすいように列の右側に歌詞を付けておきました。見ていただくとわかる通り楽譜は縦書きで、右から左へ見ていきます。
そして書かれている漢数字は、お箏で弾く絃を表しています。
お箏の絃は、座った時の向こう側から手前へ順に「一、二、三……」と数えるようになっています。つまり「七」でしたら向こう側から7番目、「八」でしたら8番目の絃を弾けば良いということです。簡単ですね。
しかも「さくら」の曲は、ほとんどが隣りあった絃を弾くことになっていますから、始まりの音さえ分かれば、あとはただ順番に弾いていくだけ!
これなら初めての方でもすぐに慣れて、スラスラと弾けることでしょう。
三味線三年、箏三月
和楽器の世界には「三味線三年、箏三月」という諺(ことわざ)があります。
意味は「人に聞かせられるようになるまでに、三味線は3年、箏は3か月くらいかかる」ということ。
言い換えれば「お箏は3か月もあれば簡単な曲を弾けるようになる」ということです。
いかがでしょうか。そう思えば「ちょっと弾いてみようかな」という気持ちになりませんか?
もう春です。新しいことを始めましょう!
寒い冬が終わって暖かくなってくると、身も心も動き出したくなりますね。残念ながら今はまだ外出がままならない日々が続きますが、そういう時こそ家で楽しめるお箏は余暇にピッタリです。
この春、何か新しいことを始めてみたいとお考えの皆様。
ぜひご一緒に、お箏を楽しんでみませんか。
お教室の探し方や、手軽に始める方法について、次の記事で詳しくご紹介させていただきますね。
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参照:箏の波