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- 柳家風柳・真打昇進披露公演
今にも泣き出しそうな空模様の中、国立演芸場に行きました。「鈴々舎やゑ馬改め柳家風柳真打昇進披露公演」です。やゑ馬さん時代に、横浜にぎわい座によく観に行きました。今日は晴れ姿をしっかり見届けたいと思います。
今日は番頭役のあお馬さん
エレベーターを降りた途端、ハッピ姿の柳家あお馬さんに会いました。
「ここで今日お会いできると思いませんでした。うれしいです」と思わず口走ると、あお馬さんも
「あっ、ありがとうございます。今日は千秋楽ですよ」とうれしそうに応えてくれました。
4列目の席について、ホッとして間もなく、出囃子が鳴り始めました。開演です!
市若「牛ほめ」
柳亭市若さんは「風柳さんとは、同じ柳家ですからうれしいです」と言い、客席がシーンとなります。
皆さん考えているようです。柳家と柳亭? 風柳さんの前名は鈴々舎だし?
そうなのです。柳家と鈴々舎と柳亭は同門、つまり小さん一門なのです。ついでに入船亭も同門です。
花緑「火炎太鼓」
花緑師匠は「柳の家の三人会」以来ですので、9年ぶりでした。五代目小さん師匠のお孫さんです。
『開運!何でも鑑定団』では、以前各地を巡る司会者として、出演されていました。番組に火炎太鼓は、出てきませんでしたが、出たら高額だったと思います。
ドンドンドンと太鼓を叩く小僧さんが、可愛らしかったです。
馬風師匠登場!「楽屋外伝」
馬風師匠が、高座にあがられました。82歳です。盛大な拍手が湧き起こります。最初は静かなペースでしたが、やがて以前と変わらぬ迫力で、場内を笑いの渦に巻き込みました。
爆笑の口上(ここからは敬称略)
左から、三語楼・花緑・風柳・馬風・小さんの順に並んでいます。司会進行役は三語楼、皆それぞれが風柳を、上げたり下げたりで笑わせます。三本締めの音頭は、五代目小さんのご子息小さんと一旦指名しておきながら、一転馬風となり、さらなる笑いが沸き上がりました。
風柳「ねずみ」
「よっ、二刀流」と大向こうから声がかかりました。
風柳さんうれしそうです。
「披露公演では、これまで江戸と上方を、交互にやってきました。今日は大千秋楽ですので、ミックスでお送りします」
拍手が湧きます。
「ねずみ」は、江戸落語では仙台が舞台ですが、今回の舞台は岡山です。左甚五郎は江戸弁で、宿の子供や主人は関西弁で、パワフルに噺が進行します。宿の主人の独白の部分では声を落とし、場内も緊張に包まれます。やがて甚五郎が彫ったねずみが評判になると、さらにパワーアップ、サゲまで一気に運びました。
お元気な馬風師匠の高座が観られ、風柳師匠のミックス落語を楽しみ、大満足でした。
おまけに、あお馬さんに笑顔で見送って頂き、幸せいっぱいで帰路に着きました。
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