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それ私がするんですか
父の事故死後、毎日書類と来客に追われ、毎晩深夜まで格闘していた頃。警察から、裁判の調書を作るので警察に来るように、その前にお父様の生い立ちや事故当日の足取りを調べておいてくれと。
「え~そんな刑事みたいなこと私がするの?」と驚きつつ、まずはマンションの管理室の玄関カメラで出た時刻をチェック。
エレベーターから出た父の姿を見て「これが最後の姿か、お父さんもこの日死ぬなんて思っていなかったろうに」と心が締め付けられ、つらい作業でした。
事故現場である家の近くの横断歩道は、財布にあったバスの整理券から近く、バス停で降りたと推測。実際、事故と同じ時刻に行ってみました。
横断歩道はわずか6歩くらいで渡れる小さなもので、あの日と同じコーラの配送トラックがまさに右折してやって来ました。
どうしてこんな小さな横断歩道で、しかも真面目に青で渡っていた父が死ななければならなかったのだろうと、理不尽さと怒りがこみあげてきました。
もし、この横断歩道が交差点よりセットバックしていたら、右折トラックも右折時に正面で歩行者を視認できたはず。全国の横断歩道を改良したら、事故も減るはず。
そうだ、このアイディアをどこかに発表しよう。
父へのリベンジはもう犠牲者を出さないことだと思い、提言発表の場を探しました
初めての裁判
判決は、事前に警察から不起訴になるだろうと言われていた通りになりました。
検事さんに論文を書くので、裁判資料のコピーをくれと頼みました。
それにしても、検事は早口で名前や続柄は間違えるわ、警察の作った書類は訂正だらけで汚いわ(まさか私がこれを見るとは思わないから?)。調書を作る時のために、父の経歴や事件当日の書類をプリントアウトしたのに……。
出来レースのコンテスト
さて、見つけた交通事故防止提言のコンテストは論文形式でした。
まずは交通事故統計を見ると、その日の死亡者は一人となっていたので「あの日死んだのお父さんだけだったよ」と言いながら、いろいろ資料を集めました。
横断歩道を計測に行き、トラックが右折しても横断歩道があとわずか1m角から引っ込んでいたら、歩行者がトラックの横ではなく前に見えたことを証明し、全国の横断歩道をセットバックする提案を書き上げました。
まあ、最初から論文募集団体が国の補助金の受け皿法人なので期待はしていませんでしたが、結果は佳作でボールペンが一本送られてきただけ。授賞式にも呼ばれませんでした(ひどいね)。
しかし、形なりにも小冊子に私の論文も掲載されたので、加害者と交通課の担当警察官に送りました。
私なりのリベンジ、天国の父はどう思ったでしょうか。
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