50代から始める!介護の準備・老後の住まい作り
2023.10.232022年03月18日
動き出した母親の介護プロジェクト
ケアマネージャーとの出会い
まず包括センターに行き、ケアマネージャーに母の介護について相談することから始まりました。デイサービスに行ったり、ヘルパーさんを頼んだり……。でもことごとく失敗してしまうのです。
ケアマネからデイサービスの施設を紹介してもらう
ケアマネジャー(以下ケアマネ)がどこにいるのか、どんな仕事をしてくれるのかよくわかっていない状態で、とにかく両親宅でケアマネと初めて話をすることになりました。
介護度に合わせてケアプランを作ることや、デイサービスはどんなことをするのかなど、いろいろ最初のレクチャーをケアマネから受けました。
とにかく、まずは行ってみようということになり、新しくできたデイサービスの施設を紹介してもらい、母にお試しで出かけてもらいました。
もちろんその前に介護認定やらさまざまなペーパーワークなどがありましたが、今ではそれもネットで調べればすぐわかること。
当時、デイサービスの施設でホームページを持っているところは近所ではほとんどなく、施設自体も普通の一軒家を少しリフォームして開放するようなレベルでした。
風呂の問題とヘルパー
母の当時の問題は、一日中引きこもっている、入浴が大変ということでした。
団地のお風呂は古い内釜でまたいで入るタイプで、足が上がらず、また打ちっぱなしのコンクリートの風呂場は冷たく、狭いのでした。
そこで、デイサービスでお風呂に入ってもらうことは、外に出るきっかけにもなると思っていたのですが……。
お試しのデイサービスから帰ってきた母は「もう行かない」とご立腹。
理由は誰が入ったかわからない風呂には入りたくない、先に知らない爺さんが入ったがお湯を全部入れ替えるわけではなく気持ち悪いというのです。
たしかに、私たちもデイサービスがどんなところが知らないし、当時はいろいろ改善点があったようです。
再び、いちから調べ、隣町の銭湯がデイサービスをしていると聞いて早速電話をかけると、「人気でキャンセル待ち」とのこと。キャンセル待ち……って誰かがお亡くなりなるのを待つってこと? 悲しい現実に心が痛みました。
父からのSOS
さて、デイサービスをやめてまた引きこもってしまった母。もう台所に立つこともしませんでした。そして家事負担の増える父。
そこで一番大変な風呂掃除を、ヘルパーさんに頼むサービスを使うことにしたのですが……。これまた一回で辞めてしまいました。
昔の人なので「人にやってもらう」ことに抵抗があり、知らない人が家に来るのも(緊張して掃除をしてしまったり)かえって気を使うとのことでした。
しかし、ある日とうとう父から電話で「もうだめだ、なんとかしてくれ」とSOSがきました。
私も度々、行っては掃除や1週間分の食事を作っていましたが、往復4時間もかかるのでそうそう行くわけにもいきません。
どうしたものかと悩んでいましたが、そんなとき、思わぬ解決策が見つかりました。
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