読んだら一歩踏み出せる。50代読書主婦が惚れた“もやもや解消本”ベスト5

読んだら一歩踏み出せる。50代読書主婦が惚れた“もやもや解消本”ベスト5

更新日:2025年08月10日

公開日:2025年07月30日

50代から自分を取り戻す!読書主婦まいこさんの“再スタート本”5選

4人の子育て、介護を経て50代からInstagramで選書サービスを展開する元専業主婦のまいこさんが、50代女性の心に寄り添い、モヤモヤを晴らす本を5冊ご紹介します。衣食住に困ってるわけじゃない。でも何かが足りなくて、どこか満たされない……そんな大人女性のもやもや解消に。きっと一歩を踏み出すヒントが見つかるはずです。

人生の移行期は今『何歳からでも輝ける秘訣』藤原美智子

人生の移行期は今『何歳からでも輝ける秘訣』藤原美智子

「この本を手にしてくれた人に、私が輝くのはこれからだと思ってもらえたらうれしいです。」(本書より)

人気絶頂期に仕事を減らしライフスタイルを朝型に変えたことで人生が変わった体験を書いた前書に感銘をうけ、私も40代で朝型に生活を変えました。介護と子育てで、自分の時間ゼロだったのに朝活で朝散歩や朝勉強を習慣にでき、50代の毎日がグッと充実しました。

今回は67歳の著者が今大切にしていることが紹介されています。60代で始めたバレエ、東京下田の二拠点生活、50代の結婚。新たな挑戦とやめることの選択基準は勉強になります。もちろんメイクページは著者の長年の極意の集大成。眉の書き方は保存マスト!です。

リビングにおいて今日はどこを真似しよう?とワクワクしながら読める一冊です。

『何歳からでも輝ける秘訣』藤原美智子(主婦の友社)

目指すのは地位や名誉ではなく大人の成熟『成熟スイッチ』林真理子

目指すのは地位や名誉ではなく大人の成熟『成熟スイッチ』林真理子

「成熟は一日にしてならず。しかし成熟への道は、成熟を目指した途端に開けていきます。」(本書より)

50代。もっと成熟した大人になっているはずだったのに、未熟な気がして不安なのは私だけ?

60代で母校の大学理事長職に就いたのは使命を感じたから。文壇の長にもなり成熟した大人の証のような著者も、過去には自分で買った冠婚葬祭のマナーブックを手に、失敗しながら世の作法を学んだ時代があったそうです。

この本は、著者の黒歴史をふりかえりつつ未熟だった自分を温かく見守ってくれた文壇の先輩たちからの学びを通じて、大人のたしなみとは何かを考える本です。人生後半で社会への恩返しになる仕事をする。そんな生き方がとても素敵で50代で仕事選びをするときにこの本の言葉を意識しました。

「成熟に終わりはない」「ちょっとしたことでいいから何か新しいことをして、昨日とは少し違った自分になってみる。」巻末の言葉に日々の成長を後押しされる一冊です。

『成熟スイッチ』林真理子著(講談社現代新書)

人生にやり残しをつくらない『50代にしておきたい17のこと』本田 健

人生にやり残しをつくらない『50代にしておきたい17のこと』本田健著

「あなたにとって人生で最も大切なものは何ですか?」そう聞かれて、家族、友情、健康……と答えながらも、実際は日々の雑務に追われ、それらに十分な時間を使えていない。50代は人生の後半戦とわかっているのに——。

本書は、そんな“わかっているのにできていない大切なこと”に気付かせてくれる一冊。
時間=命。私はこの本にある「先立つ後悔リスト」を書いたことで、思いがけない自分の気持ちに気付き、さっそく美容院の予約をし、新しい口紅を買いました。

まだ新しいことにも挑戦できる50代は、自分の人生を取り戻す“攻めの時間”。これから何をしよう? そんなワクワクした気持ちになれる一冊です。

『50代にしておきたい17のこと』本田 健(だいわ文庫) 

「自分業」ってなんですか?『「40歳の壁」をスルッと越える人生戦略』尾石 晴

生涯現役で働きたい。一生お金が入る仕組みを持ちたい。そんな夢を持ったことはありませんか?

私はあります。子育てが終わり、「何か始めなきゃ」と焦って資格取得に迷走したり、パートに追われて将来を考える余裕すらなくなったり。

そんな中で出会ったこの本の「自分業」をつくるという考え方に私はグッと胸をつかまれました。みんなの正解ではなく「私の正解」に価値がある。自分の経験を仕事にする具体的なステップは他のどんな自己啓発本より私の背中を押してくれました。

50代の今こそ挑戦したい人生戦略本です。

『40歳の壁をスルッと越える人生戦略』尾石 晴(Discover 21)

自分の顔に責任を持つ『人生はプラマイチャラ』亜希

自分の顔に責任を持つ『人生はプラマイチャラ』亜希

「世界で一番幸せだと思う瞬間も、世界で一番不幸だと思う瞬間も…それぞれのタイミングで必ずどっちもやってくる。だから人生はプラマイチャラ」(本書より)

こんなふうに自分の人生を語れたら、どんなに素敵だろう。トップモデル、離婚、甲子園球児の母。どの場面を切り取っても、著者という個人の魅力がまずあって、その上に仕事や家族の役割がある。そんな生き方に魅了されました。

「自分の顔に責任を持つ」ノーメークのオフショットを敢えて表紙にし、ありのままの自分を見てもらう。そんなふうに自分の生き方に自信を持てる50代を目指したい方におすすめの一冊。

『人生はプラマイチャラ』亜希(幻冬舎)

選書してくれたのは、まいこさん

選書してくれたのは、まいこさん

4人の子を育てる専業主婦から、実母の介護と看取りを経て、資格取得など迷走しながら50代からSNSに挑戦。Instagram(@maiko_books)で「50代読書主婦の惚れる言葉に出会える本紹介&選書」をテーマに、がんばる女性を応援する本や書店の売れ本情報を紹介している。

どうやって今の活躍の場を得られたのか、インタビューは「わたしリスタート特集」で読めます!

 

HALMEK up編集部
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