保護猫兄弟!日々ねこたま

兄猫しろたま・片足を手術するの巻!早く良くニャれ

公開日:2020.10.19

更新日:2020.10.16

2020年春に氏家さんちにやって来た保護猫の白猫兄弟しろたまとちゃたま。今回はしろたまのお話です。実は彼は、関節にトラブルがあり、このままではいずれ歩けなくなるという医師の診断で、手術をすることになったのです。

兄猫しろたまが足の手術で入院することになった

兄のしろたまは、生まれつき後ろ足の股関節と膝関節が脱臼している。今は歩けていても、このまま放置してしまうと、いずれ歩けなくなる……というお医者様の診断。なので、ある程度の成長を待って、手術をすることになった。

「病院に行ってきます。しばらく留守にするけど、ちゃたまをよろしく頼みますニャ !」

弟のちゃたまは、やんちゃで元気タイプ。兄のしろたまは、おっとりしたオタクタイプ。もしかすると、その差は足が悪いせいもあったのかなと考えると、少し不憫である。

兄の帰りを待つ弟ちゃたまは……とても寂しそう

「に……兄ちゃんが帰ってこニャい……」

しろたまが入院している間、ちゃたまはとても寂しそう。スーパーボールで遊ぶ相手も無く、手持ち無沙汰な様子だった。

「あーあ……。兄ちゃんと一緒に遊べなくて寂しいニャ」

 

待ちに待った、しろたまの帰宅!ゲージの周りから離れない

まずは左足の手術。術後一週間ほどの入院を経て、無事退院したしろたま。ちゃたまは大喜び。

「兄ちゃんお帰り、痛く無かった?」

ただ、しばらくは「絶対安静」ということで、しろたまは狭いケージの中で過ごすことに。ちゃたまはケージのそばを離れずに、しろたまに寄り添ってる。本当に仲良しな兄弟なのである。

お医者様に頂いたレントゲン写真。左の股関節がきちんとはまり、大手術だった様子がわかる。膝も真っ直ぐになった。右足は一段落してから再び手術する予定なので、しばらくは安静生活が続くのだ。


 

しろたまが病院食を食べないとのことで、退院して自宅療養することになった。自宅でも絶対安静の指示。ケージの準備が無かった我が家は、大慌てで即席の段ボール病室を作った。ラップを貼った面会窓越しに見つめ合う兄弟。

「兄ちゃん、具合はどうニャの?」

「兄ちゃんが心配だから、そばで一緒に寝るニャ」

ケージが届いたよ!快適だニャ~

アウトドア用のケージが届いた。さすがに居心地が良さそうである。

「お見舞いに来たよ。兄ちゃんご飯食べないの?いらないなら僕に頂戴!」

 

ぬいぐるみ兄弟もお見舞いにきた。

「しろたま兄ちゃん、がんばれ〜早く遊んで〜!」

「みんなありがとう!がんばるニャン」

 

 

2020年春の新型コロナ禍真っ最中という、なんとも大変な時代に我が家にやって来た保護猫のしろたま・ちゃたま兄弟。兄を気遣う弟の様子がなんとも健気なのである。

■しろたま&ちゃたま情報ニャ

  • 住まい:うじいえさん家
  • 召使いたち:人間の男1人と女2人
  • 男の本業はアートディレクターとかいうらしい。それと毎週日曜日には、子どもや大人たちが絵を描きに、集まって来る画塾を催している。

撮影&文章=氏家啓雄 イラスト=氏家ゆかり 構成=鳥居史(ハルメクWEB)

■もっと知りたい■

氏家 啓雄

猫とジャズを愛するアートディレクター。週末には、アート好きな子どもや大人たちが絵を描きに集う画塾を主催中。

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