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保護猫の白猫兄弟しろたまとちゃたまは、2020年春に氏家さんちにやってきました。今回は保護され家族の一員となった経緯を語ります。
ニャン生いろいろ~♪男もいろいろ~♪
猫の人生もいろいろである。血統書のついたペットショップの猫、自由気ままな野良猫、しろたまとちゃたまのような保護猫、生き様は猫それぞれ。今回は、しろたまとちゃたまが我が家に来た経緯について少し語ってみよう。
保護猫がレスキューされる経緯は主に3つある
- 人目に付く場所に捨てられた子猫
- 営利目的のブリーダーが、繁殖させすぎてケアできなくなった猫
- 一般の飼い主が、繁殖させすぎるなどして多頭飼育崩壊を起こし、ケアできなくなった猫
しろたまとちゃたま兄弟は3つ目のケースに当てはまる。一般の飼い主さんの家に生まれたが、数が多すぎて飼いきれなくなってしまった猫なのだ。
最初にこの子達を保護した元親の神田直美さんは「みなとねこ-東京都港区の主婦らによる地域猫ボランティア」の活動をしている。
15年間一緒に過ごしたアメリカンショートヘアーが一昨年に虹の橋を渡り、いよいよ寂しさを募らせていた我が家。ちょうどそのころ、家族で何度も話し合った結果、里親となって保護猫たちを迎えることに決定したのだ。
私は「みなとねこ」が主催する保護猫サイトにたどりつき、そこで運命の出会いを果たしたというわけだ。
保護猫の里親審査を無事通過し、晴れて我が家に迎えた白猫兄弟。写真の左がお兄ちゃんのしろたまで、左右で眼の色が違う。左は弟のちゃたまでクリクリお目め。
しろたまとちゃたまは、生まれた時から人間にかわいがられてきたようだ。保護猫となっても元親さんに大事にされてきたせいか、人なつっこくきれい好きで、穏やかな性格。ニャアニャアと声を荒げることもない。
こんな育ちの良い保護猫もいるのだな……と、驚いた次第。まさにニャン生いろいろだ。
すっかり我が家の一員。ちゃたまとしろたまの毎日
弟ちゃたまは好奇心旺盛!見える物すべてが珍しい
「兄ちゃん……これ何なの?」
「これは生き物だよ。いじめちゃだめニャ」
「水の中にプチプチが一杯動いてる!なんなのニャ?」
引き続き兄しろたまはマスクの捕獲に余念が無い。人間が着けているマスクが気になってしょうがないようで、今日もまた一枚二枚とマスクを集めてどこかにため込んでいる。
保護猫の育児に頭を抱える世話係のゆかりさん
こちらは世話係のゆかりさん。なにせ保護猫をお迎えするのは初めてなので、いろいろ心配で頭を抱える毎日。
「あ!そのポーズなら僕もできるニャ」と、マネをして頭を抱える兄しろたま 。
「お化けだニャン!」と、今度はおどけて場を和ませる兄猫のしろたま。
悩んでいることの多くは、たいてい後から振り返れば大した問題ではないのである。
これからも、しろたま・ちゃたま兄弟の日常をつづってくので、次回以降もどうぞお付き合いください。
■しろたま&ちゃたま情報ニャ
• 住まい:うじいえさん家
• 召使いたち:人間の男1人と女2人
• 男の本業はアートディレクターとかいうらしい。それと毎週日曜日には、子どもや大人たちが絵を描きに、集まって来る画塾を催している。
撮影&文章=氏家啓雄 イラスト=氏家ゆかり 構成=鳥居史(ハルメクWEB)
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