保護猫兄弟・日々ねこたま

家猫はいつだってステイホーム

公開日:2020.05.15

保護猫の白猫兄弟のしろたまとちゃたま。氏家(うじいえ)さんちで暮らす2匹の日々を紹介していきます。今回は2020年の春、初めて家に来た日の出来事についてですニャ。

さまざまな事情で保護された猫のことを総称して「保護猫」と呼ぶ。家庭の事情によって飼えなくなって捨てられたり、多頭飼育崩壊や野良などでレスキューされたりなど……保護猫たちの人生はいろいろだ。

15年間一緒に過ごしたアメリカンショートヘアーが一昨年に虹の橋を渡り、いよいよ寂しさを募らせた我が家。家族で何度も話し合った結果、里親となって保護猫たちを迎えることにしたのだ。

しろたまちゃたま

はじめまして!保護猫のしろたまとちゃたまですニャ

新型コロナの自粛ムード漂う桜満開の日、彼らが我が家にやってきた。本当のところ兄弟何匹かはわからないけれど、2匹は双子。名前は、しろたま、ちゃたまと言う。産まれて数か月のオスの子猫たちだ。

2匹とも白猫で、頭が白い方が「しろたま」、茶色いカツラを被っている方が「ちゃたま」という。元親さんに名付けられていた名前がとてもわかりやすいので、我が家でもそれを引き継ぐことにしたのだ。

しろたまの方は見ての通り左右の目の色が違う、いわゆるオッドアイ。左目がブルーサファイヤのように美しく、性格はおっとり屋さん。一方で、ちゃたまは一回り小さくて、やんちゃタイプ。

この「日々ねこたま」では、彼らのステイホームな日常を紹介していこうと思う。

入念な新居チェックは欠かせない儀式ニャ

日々ねこたま

早速、新しい住処を入念にチェックするしろたま。机の上を歩き回り、掃除が行き届いているか確認しているらしい。後ろはお世話係のゆかりさん(妻です)。こちらは新しいお客様をお迎えして緊張しているようだ。

 

日々ねこたま2

しろたまによるトイレチェック。清潔をよしとする猫族にとっては、コレが一番重要な引っ越し儀式。幸い元親さんが、彼らの匂いがついたトイレの砂を持ってきてくれた。

体が一回り大きいしろたまは、兄らしく振る舞う。どうやらOKみたいだ。

日々ねこたま3

続いて、爪とぎ道具のチェック。フローリングの床は爪が伸びると歩きづらくなってしまうので、彼らにとっては大切な道具の一つ。ストレス解消も兼ねる。

日々ねこたま5

どうやら気に入ってくれた様子。ここで弟を呼び寄せ二匹で仲良く食事。なんとか我が家の一員になってくれるようだ。ホッと胸をなで下ろす人間たち。

新居チェックは合格ニャ

日々ねこたま6

「なかなかいいじゃないか、合格!」としろたまは 言ってくれているよう。

 

日々ねこたま6

弟のちゃたまは、やんちゃで人懐こく好奇心満載。「兄ちゃんのOKが出たので嗅ぎ回ってやろうかニャ」

日々ねこたま7

「この家には変な木彫りのオブジェとか、描きかけの絵とか、古めいたものとかいろいろあるニャ」と、遊べるモノを物色中。

日々ねこたま9

風流なしろたまは、花の香りが大好き。

日々ねこたま11

なんとも大変な時代に、我が家にやって来た、しろたま・ちゃたま兄弟の日常をつづってくので、次回以降もどうぞお付き合いください。


■しろたま&ちゃたま情報ニャ

  • 住まい:うじいえさん家
  • 召使いたち:人間の男1人と女2人
  • 男の本業はアートディレクターとかいうらしい。それと毎週日曜日には、子どもや大人たちが絵を描きに、集まって来る画塾を催している。

撮影&文章=氏家啓雄 イラスト=氏家ゆかり 構成=鳥居史(ハルメクWEB)

■もっと知りたい■

氏家 啓雄

猫とジャズを愛するアートディレクター。週末には、アート好きな子どもや大人たちが絵を描きに集う画塾を主催中。

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