【イメチェンビフォーアフター6】メイク編

【メイク編】60代の老け見えを解消!血色アップの若見えメイク術

【メイク編】60代の老け見えを解消!血色アップの若見えメイク術

公開日:2025年12月01日

イメチェン企画第6弾のメイク編です。ほうれい線やくすみ、クマが気になる60歳の渡邉さんが若見えメイクに挑戦しました。老け見えを明るい印象に変えるポイントを紹介します。

 

【メイク編】60代の老け見えを解消!血色アップの若見えメイク術

老け見え悩みを「血色アップ」で明るい印象に

今回イメチェンに挑戦するのは、老けて見えるのが悩みだという、渡邉美香子さん(60歳)。ヘアカット&メイクで「見た目マイナス5歳」を目指します。

撮影日はいつものナチュラルメイクで来てもらい、髪型&メイクでどこまで変化するのか、ビフォーアフターを比較することにしました。

イメチェンに挑戦する人:渡邉美香子さん(60歳)

イメチェンに挑戦する人:渡邉美香子さん(59歳)

イメチェンビフォーアフターの記事を見て、自分も変わりたいと思って応募しました。髪はトップのボリュームダウンが悩み。髪型をイメチェンして、なるべく明るく若々しいイメージになりたいです。メイクは苦手なので、ほうれい線・たるみ・クマなどを簡単に隠せる、自分でもできる若見えメイクを教えてほしいです」(渡邉さん)

【ヘア編】では、トップと後頭部にボリュームを出したコンパクトシンプルショートで、若々しいシルエットが完成しました。この【メイク編】では、「自分でもできる若見えメイク」と「ネイル&ハンドケア」で、顔色と手元の印象をアップさせる方法をご紹介します。

メイク:鈴木みほさん

メイク:鈴木みほさん

「メイクで肌の血色をアップさせるだけでも、グッと若々しい印象になります。マスクで過ごすことが多い今は、目元の印象も大切。元気に見えるアイメイクを紹介します」(鈴木さん)

イメチェンのポイント4:ベースメイクでツヤをプラス

続いては、メイクです。

いつもはお店にあるプロ仕様のメイク道具でイメチェンしていきますが、今回は「自分でもできる若見えメイク」がテーマ。

そこで、今回メイク・鈴木さんには、通販サイトで市販されているメイク道具を使って、イメチェンに挑戦してもらうことにしました。

「肌が乾燥しているので、まずは美容液成分を含んだジェルミルクでしっかり保湿して、肌にツヤをプラスしましょう」と鈴木さん。

その上から、ファンデーション代わりにもなる肌色乳液を顔全体に塗って、たるみやシワをカバーしていきます。

肌色乳液を顔全体に塗る

乾燥しがちな年齢肌には、保湿成分が配合された乳液タイプがおすすめ。ファンデーションが苦手な人でも、気軽に使えます。

保湿成分が配合された乳液タイプ

「さらに口元や目元など、影が出やすい場所には、トーンの差を埋めるようにコントロールカラーを塗ります。コンシーラーやカバー力のあるクリームファンデーションを目のまわりにポンポンと置くだけで目元が明るくなり、顔全体の印象も明るくなります」

目のまわりにポンポンと置くだけ

最後に、パウダーファンデーションで整えます。ベースメイクで注意したいのが、厚塗りし過ぎないこと。

「頬の横やTゾーンなど、メイクが崩れやすいところは、塗り過ぎないように注意してください。特に目のまわりは乾燥しやすいので、パフに残った分を乗せるくらいでOKです」

イメチェンのポイント5:パレット&リップで血色アップ

ツヤと同じく、若見えメイクのポイントが、肌の血色をアップさせること!

チーク・アイシャドウ・アイブロウがセットになったメイクパレットがあると、色を混ぜてさまざまな使い方ができて便利なのだそう。

イメチェンのポイント5:パレット&リップで血色アップ

「大人女性におすすめのアイシャドウは、ブラウン・ゴールド・ベージュなど、肌なじみのいいカラーです。ただ、ブラウンだけだと肌がくすんで見えることも。そんなときは、チークのオレンジを入れて混ぜると、目元が明るく見えます」

チークのオレンジを入れて混ぜる

一方、チークは「やり過ぎかな?」と思うくらい、大胆に塗っていきます。

チークは大胆に塗る

「口紅のような形状のスティックチークは、自然な血色感をキープしやすいのでおすすめ。ピーチ系の年齢肌になじみやすいカラーを使いましょう。さらに、笑顔のときに盛り上がる部分にオレンジのパウダーチークを塗る“にっこりチーク”で、血色アップ! 若々しい印象にするには、チークを上手に使って、元気な顔を作るのが大切です」

“にっこりチーク”で血色アップ!

リップも、血色良く見える明るめの色を選ぶと、若々しい印象に仕上がります。

特にコロナ禍の今は、マスクにつきにくい血色リップがおすすめ。柔らかく唇にフィットするマットリップは、落ちにくく保湿力もあるので、マスクメイクに最適です。

「肌がくすみがちな50代・60代の女性には、上品で落ち着いた印象のピンク系や、血色よく見えるオレンジ系のリップがおすすめです。今回は華やかさをプラスしたいので、赤みが強いピンク系を使います」

マスクにつきにくい血色リップがおすすめ

イメチェンのポイント6:目力アップで若見えメイク

若見えメイク、最後のポイントがアイメイクです。

「目元は、若々しい印象を与える大事な要素です。眉毛が長いと、視覚効果で目元も下がった印象になりがち。まずは、伸びている眉をカットしてから、マスカラ・アイライン・アイブロウの3つのアイテムで目力をアップしていきましょう!」

アイカラー同様にアイラインやマスカラも、ナチュラルなブラウン系が基本です。

「アイラインは、線をまっすぐ引こうとするとハードルが高くなってしまうので、まつ毛とまつ毛の間を埋めるようにラインを足すのがポイントです。眉毛も同じで、眉毛がないところを埋めるように描くと、上手に描けます。眉毛は、パウダーだけだと曖昧な印象になってしまうので、眉尻などは毛を足すように描きましょう」

イメチェンのポイント6:目力アップで若見えメイク

さぁ、これでメイクも完成です! 同じナチュラルメイクでも、写真で比較すると、ビフォーアフターで目元の印象に大きな差があるのがわかります。

イメチェンのポイント7:左右非対称ネイル&ハンドケア

今回もヘアメイクと同時並行で、ネイルケアを進行してもらいました。爪の形を整えて、甘皮のケアをしてから、マニキュアを塗っていきます。

普段あまりネイルを塗らないという渡邉さん。「やっぱり、甘皮は定期的にケアすべきですか?」と、ネイリスト・橋本まりえさんに質問します。

「伸びすぎた甘皮は爪を保湿する際に浸透を妨げるので、爪が乾燥する原因になります。爪が乾燥すると、二枚爪や爪の縦線、ささくれなどのトラブルにつながることも。定期的に甘皮を取ってあげると丈夫できれいな爪を育てることができるのと、ネイルを美しく見せる効果もアップします」と橋本さん。

こうして髪やメイク、ネイルなど、知らなかったことや年齢を重ねた女性ならではのお悩みを気軽に質問・相談できるのも、シニア専門の美容室ならではの良さですよね。

イメチェンのポイント7:左右非対称ネイル&ハンドケア

そして、スタッフのみなさんと楽しく談笑しているうちに、あっという間にネイルが完成(早い)!

「イメチェンのテーマが若々しいイメージということで、ポップな印象でかわいい、左右非対称のアシンメトリーネイルにしました。左手は秋色・ボルドー、右手はオレンジのネイルとラメ入りネイルの2色を組み合わせたデザインです。おうちでやるときは、右利きの人なら左手のネイルをデザインネイルにすると、やりやすいと思います」

アシンメトリーネイル

ネイルが乾いたら、仕上げに美白タイプの日焼け止め(ハンドプロテクター)を塗っていきます。「見えない手袋」がシミ・しわをしっかりカバーして、透明感のある肌になります。

美白タイプの日焼け止めを塗る

「若々しい肌に見せるには、ネイルの後のこのひと手間が意外と大事! 手元はよく目に入るので年齢を感じやすいパーツですが、顔と比べるとケアしていない人が多い印象です。水仕事の後はハンドクリームなどでしっかり保湿して、お出掛けのときは日焼け止めでしっかりカバーしてあげてくださいね」

しっかり保湿

これでヘアカット・メイク・ネイルと、すべてのメニューが終了しました。イメチェン完了です!

血色感のあるベースメイクと“にっこりチーク”、自然な目力アップアイメイク、ポップなネイルで、表情も手元もぐっと明るく若々しい印象になりました。

ファッションや撮影の様子、イメチェンの感想は【ファッション編】でご紹介します。


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年齢を重ねた素敵な女性のための美容室。白髪が気になる、髪にボリュームがでない、 髪が細くなってきた、ツヤがなくなってきたなど、シニア世代ならではのお悩みにお答えします。スタッフの検温やマスク着用、器具の消毒、換気などの新型コロナウイルス予防対策も徹底しています。
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美容師:石川貴文さん

20年以上のキャリアを通してお客様の理想に応え続け、えがお美容室でのサロンワークにてシニア世代の髪の悩みを解決している。講師としても活動し、そのノウハウに注目が集まっている。

メイク:鈴木みほさん

40代以上の女性を愛らしく輝かせるメイクを得意とするメイクアップアーティスト。広告をはじめ舞台、 CM、PV、コスメブランドなどでアーティストやモデルのヘアメイクを手掛け、活躍中。
取材・文=竹下沙弥香(ハルメクWEB) ヘアカット=石川貴文(えがお美容室) メイク=鈴木みほ(えがお美容室) ネイル=橋本まりえ(えがお爪工房) 衣装スタイリング=久瀧ゆき(えがお洋品店) 撮影=土谷陽介、吉原潤一(えがお写真館)

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HALMEK up編集部
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