【イメチェンビフォーアフター6】ヘア編

【ヘア編】マイナス5歳!60代ロングヘアが若見えコンパクトショートに変身

【ヘア編】マイナス5歳!60代ロングヘアが若見えコンパクトショートに変身

更新日:2025年11月30日

公開日:2021年11月02日

【ヘア編】マイナス5歳!60代ロングヘアが若見えコンパクトショートに変身

イメチェン企画第6弾のファッション編です。老けて見えるのが悩みという60歳の渡邉さんが、コンパクトシンプルショートに挑戦。どこから見てもマイナス5歳を叶える若見え髪型のポイントと、ビフォーアフター写真を紹介します。

若見え髪型&血色メイクで、老け見えのお悩みを解決!

今回イメチェンに挑戦するのは、老けて見えるのが悩みだという、渡邉美香子さん(60歳)。ヘアカット&メイクで「見た目マイナス5歳」を目指します。

撮影日はいつものナチュラルメイクで来てもらい、髪型&メイクでどこまで変化するのか、ビフォーアフターを比較することにしました。

イメチェンに挑戦する人:渡邉美香子さん(60歳)

イメチェンに挑戦する人:渡邉美香子さん(59歳)

イメチェンビフォーアフターの記事を見て、自分も変わりたいと思って応募しました。髪はトップのボリュームダウンが悩み。髪型をイメチェンして、なるべく明るく若々しいイメージになりたいです。メイクは苦手なので、ほうれい線・たるみ・クマなどを簡単に隠せる、自分でもできる若見えメイクを教えてほしいです」(渡邉さん)

ヘアカット:石川貴文さん

ヘアカット:石川貴文さん

「今回のカットのテーマは、コンパクトシンプルショートです。襟足は短くコンパクトに、トップと後頭部にボリュームを出した、若々しい髪型に仕上げていきましょう」(石川さん)

メイク:鈴木みほさん

メイク:鈴木みほさん

「メイクで肌の血色をアップさせるだけでも、グッと若々しい印象になります。マスクで過ごすことが多い今は、目元の印象も大切。元気に見えるアイメイクを紹介します」(鈴木さん)

※今回もシニア専門ヘアサロン「えがお美容室」でヘアカット&「ビューティー体験(ネイル・メイク・ヘアセット・撮影)」をセットで実施。

※画像は複数あります。Yahooで閲覧している方は、画像の上の「>」でスライドして確認してください。

ここからは、老け見えの原因になりがちな「トップのボリュームダウン」や「襟足のもたつき」を解消する、若見えショートへのカットプロセスと、前・横・後ろのビフォーアフターを中心に紹介します。

イメチェンのポイント1:コンパクトシンプルショート

シャンプーをしたら、まずはヘアカットからイメチェンスタートです。

渡邉さんの髪のお悩みは、トップのボリュームダウン。しかし、石川さんは今回、あえて襟足からカットしていくそうです。いったいなぜ……?

イメチェンのポイント1:コンパクトシンプルショート

「確かに、トップのボリュームは若々しい髪型の大切なポイントです。でも、トップからカットすると、その時点で後頭部や襟足のバランスが固定されてしまう欠点があるんです。ボリュームがほしいからとトップを長く切ると、髪が伸びたときに全体がペタッとする原因に。逆にトップが短か過ぎると、今度は後頭部に丸みを出しづらくなってしまいます」

石川さんいわく、ショートヘアの全体のバランスを決めるカギは、トップの髪の長さではなく、襟足にあるそう。

「襟足を首元になじむようにグッと引き締めると、視覚効果で後頭部が丸く見えます。その状態で、襟足からトップへと、重さを積み上げるようにグラデーションカットで髪型を作っていくと、後ろからも横からも、どの方向から見ても素敵な髪型を作れます。土台から作って少しずつムダなところを削っていくのが、彫刻や建築みたいですよね」

襟足のカットにも、髪型を素敵に見せるテクニックがあるそう。

「襟足を一直線にカットすると重たい印象になりやすいので、少し髪の間に隙間をあけて、ふわっとカットします。髪のクセでカット後に襟足が上に上がってしまったり、中央に髪が寄ってしまう人もいるので、襟足を短くし過ぎないのもポイントです」

襟足のカット

名前はシンプルでも、しっかりとした理論に基づいた、コンパクトシンプルショート。

石川さんの宣言通り「襟足は短くコンパクトに、トップと後頭部にボリュームを出した、若々しい髪型」で素敵に変身できそうです!

イメチェンのポイント2:サイドは「前上がり」にカット

トップや頭頂部のボリュームとともに、年齢にあったシルエットを選ぶのも、若々しい髪型への近道なのだそう。

バックからサイドにいくにつれて髪を長くカットした前下がりショートは、小顔効果があって、大人っぽい印象に仕上がるため、幅広い年齢の女性に人気の髪型です。

しかし、石川さんいわく、50代・60代女性は「前下がり」よりも、少し「前上がり」にするくらいがちょうどいいと言います。

イメチェンのポイント2:サイドは「前上がり」にカット

「特に面長の人の場合、顔まわりの髪に長さがあると、縦長のイメージが強調されてしまいます。だからといって極端に前上がりにする必要はないですが、顔まわりのサイドは短くした方が、トップがボリュームアップして見えるので、若々しい髪型に仕上がります」

イメチェンのポイント3:前髪は重さを出して若々しく!

全体のバランスを見るために、ドライヤーで髪を乾かしてから、前髪をカットしていきます。

「髪は年齢が上がると伸びにくくなります。髪の毛1本1本も細くなるため、前髪の先が薄いと老けて見えることも。毛先をしっかりカットして前髪に重さを出すと、若々しい髪型に仕上がります。前髪を切るときも、大きく切ると軽くなり過ぎるので、ハサミを縦に入れて細かく切るのがポイントです」

イメチェンのポイント3:前髪は重さを出して若々しく!

全体のバランスを見ながらサイドやトップの長さを調整したら、コンパクトシンプルショートの完成です!

コンパクトシンプルショートの完成

その仕上がりに、渡邉さんもニッコリ笑顔に。それを見て「髪型が決まると、気分も上がりますよね!」と石川さんも満面の笑みを浮かべます。

マイナス5歳!イメチェンビフォーアフターを写真で比較

ロングワンピース&ニットベストのコーディネートに着替えた渡邉さんを待っていたのは、「わぁ、素敵!」「かわいい!」という、スタッフの歓声でした。

老けて見えるのがお悩みだった渡邉さんが、ヘアカット&メイクで「見た目マイナス5歳」に挑戦した今回のイメチェン。果たして、どのくらい若返ることはできたのでしょうか? 

さっそく、写真でビフォーアフターを比較していきましょう!

フロント(正面から)

マイナス5歳!イメチェンビフォーアフターを写真で比較
【フロント】Before:裾広がりの髪型&薄めの前髪で老け見え→After:若見えヘア&メイクでマイナス5歳!

フロントは、襟足を絞ったコンパクトシンプルショートで、顔まわり・首まわりがスッキリ。トップと後頭部にボリュームを出した、若々しい髪型になりました。

イメチェン後は、チーク&リップの血色メイク、目力アップアイメイクで、お顔の印象もグンと明るく元気な印象に見えます。

サイド(横から)

【サイド】Before:顔まわりの髪で暗い印象→After:前上がりにカットして明るい印象に
【サイド】Before:顔まわりの髪で暗い印象→After:前上がりにカットして明るい印象に

サイドは、前上がりにカットすることで、顔まわりを覆っていた髪がなくなり、明るい印象になりました。後頭部は丸みが増し、髪もボリュームアップして見えます。

ビフォーアフターを比較すると、横顔でも“にっこりチーク”や華やかリップで、血色がアップしたのがよくわかりますね。

バック(後ろから)

【バック】Before:襟足が広がって、ペタンとした印象→After:襟足が締まり、後頭部がボリュームアップ
【バック】Before:襟足が広がって、ペタンとした印象→After:襟足が締まり、後頭部がボリュームアップ

バックも、実際には髪の量はカットして減ったのに、写真で見ると、イメチェン後の方がボリュームアップして見えるから不思議です。

イメチェン前は襟足がふわっとしていたのが、イメチェン後は首のラインにぴったり沿うように、襟足が締まっているのがわかります。

襟足から重さを積み上げて作るグラデーションカットのお陰で、フロント・サイド・バック、どこから見てもメリハリのある、若々しい髪型に仕上がりました!

髪型が決まったら、次は若見えのカギとなる血色メイクとネイルで、顔まわりと手元の印象をアップさせていきます。

続きは【メイク編】【ファッション編】でご紹介します。


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えがお美容室

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年齢を重ねた素敵な女性のための美容室。白髪が気になる、髪にボリュームがでない、 髪が細くなってきた、ツヤがなくなってきたなど、シニア世代ならではのお悩みにお答えします。スタッフの検温やマスク着用、器具の消毒、換気などの新型コロナウイルス予防対策も徹底しています。
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東京都豊島区巣鴨3-20-14 山下ビル2階/不定休

美容師:石川貴文さん

20年以上のキャリアを通してお客様の理想に応え続け、えがお美容室でのサロンワークにてシニア世代の髪の悩みを解決している。講師としても活動し、そのノウハウに注目が集まっている。

メイク:鈴木みほさん

40代以上の女性を愛らしく輝かせるメイクを得意とするメイクアップアーティスト。広告をはじめ舞台、 CM、PV、コスメブランドなどでアーティストやモデルのヘアメイクを手掛け、活躍中。
取材・文=竹下沙弥香(ハルメクWEB) ヘアカット=石川貴文(えがお美容室) メイク=鈴木みほ(えがお美容室) ネイル=橋本まりえ(えがお爪工房) 衣装スタイリング=久瀧ゆき(えがお洋品店) 撮影=土谷陽介、吉原潤一(えがお写真館)

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HALMEK up編集部
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