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- 人気上昇中の白髪ぼかし、どう施術?誰にでも似合う?
グレイヘアの新たなトレンド、“白髪ぼかし”。白髪染めよりおしゃれに仕上がり、長持ちすると人気です。そろそろ白髪染めを卒業して挑戦してみたい!という人に向けて、実際にどんな施術をするのか、誰にでも似合うのかなど、詳しく紹介します。
人気の白髪ぼかし、どんな施術なの?
年齢による変化をポジティブに捉え、白髪をおしゃれに生かしたカラーリング“白髪ぼかし”をする人が増えています。髪全体を暗めの色で染めるのが白髪染め。対してハイライトと通常のヘアカラーを駆使して、白髪を生かした髪色にするのが白髪ぼかしです。
個性的でおしゃれ、白髪が伸びてきても境目がわかりづらいと人気ですが、初めてだとちょっと不安。そこで「白髪ぼかしなどデザインカラーが得意」というNOV自由が丘の美容師、白井雅美さんに詳しく教えてもらいました。
「ひと口に白髪ぼかしといっても、白髪の量やどんな雰囲気に仕上げたいかによって施術が変わってきます」と白井さん。そこで今回は、実際に白井さんが担当した二人の方が白髪ぼかしで素敵に変身する様子を見せてもらいました。
今までは白髪染めでカバーしてきたけれど…Aさんの場合
Aさんは、白髪が気になってから全体を同じ色で染めてきましたが、髪が伸びるとすぐに根元の白髪が目立ってしまうのに悩んでいました。根元のリタッチも2、3週間の頻度でやらねばならず、悩みの種になっていました。
そこで白井さんが提案したのは、薄く細かく毛束を取ってハイライトカラーを入れていく方法。入れ方はさまざまですが、今回は前、横、後ろと全体に。ブリーチ剤を塗ったらアルミホイルで包み、しばらく置いてから洗い流します。
その上で、ブリーチした毛束をベースの髪色より若干明るめのブラウンで染めていきます。
すべての白髪を染めずにハイライトと共存させることで、施術後は自然な立体感が出て、新たな白髪も目立たちにくい仕上がりになりました。
白髪が増えて目立ち、ツヤ感もなくパサつきが気になる…Bさんの場合
白髪が増えたこともあり無理に染めることはしなくなったものの、そうなってくるとツヤがなくなりパサついた感じが出てくることに悩んでいたBさん。
白井さんは、ハイライトをあえて多めに入れることで白髪をぼかす対処をすすめました。
頭皮にやさしい自然派のヘアカラー、ヘナで毛束に色を入れて、仕上げます。
初めての白髪ぼかし、ココが知りたい!
初めての白髪ぼかし、これまでブリーチの経験がない人は不安なことも。例えば頭皮にしみたり、ニオイがつらくなったりしないのでしょうか。
「髪全体ではなく、少量の毛束をブリーチしていくのが白髪ぼかし。根元からブリーチ剤を付けずに表面の髪だけを拾って塗っていきます。頭皮へ直接は付きにくいので、想像するよりしみないですし、髪や頭皮へのダメージは小さいです」(白井さん)。
また、ニオイについても過度な心配はいらないそう。「ブリーチ剤を塗った毛束はアルミホイルで包んでから時間を置きます。だから、耐えられないようなニオイを感じることは少ないです」。
髪へのダメージが気になるという人は、上で紹介したように、ブリーチ後のヘアカラーはヘナなど髪や頭皮への負担が少ないものを選ぶのもよいですね。
誰にでも似合う? 派手すぎたりしない?
初めての施術でもう一つ、白井さんがよく聞かれるのが、特にブリーチの段階で白いメッシュが髪全体に入ると、派手すぎないか心配になる人もいるといいます。
「色を抜いた毛束はそのままではなく、グレーやベージュのカラーを入れていきますのでご心配なく(笑)。白髪ぼかしは決まったスタイルがあるというのではないんです。お顔立ちや服装に合わせて、髪全体をデザインしていくので、お客さまそれぞれに似合うスタイルになりますよ」(白井さん)。
グレイヘアや白髪ぼかしに対しての関心が高まるにつれ、美容室やスタイリストの白髪ぼかしの専門性も高まってきているので、実績のある美容室を選びたいものですね。
日常の手入れはどうする?
白髪ぼかしで素敵に仕上がったら、なるべく長持ちさせたいところ。では、色持ちを良くするにはどうしたらいいのでしょう。
「白髪は何もしないと黄ばんできます。だからムラサキシャンプーを使うことをおすすめしています」と白井さん。
自宅で2日に1度、ムラサキシャンプーで洗うようにすると黄ばみを防ぐことができるそう。
「注意してほしいのは、洗うたびに白髪が染まるカラートリートメント。髪の内部まで染まってしまうので、白髪ぼかしの施術をしても1回で色が抜けずに理想通りにならないこともあります。ただ、個人の髪質によっても最適な対処は異なるので、不安なことがあればスタイリストに聞いてみるといいでしょう」(白井さん)。
取材協力:NOV自由が丘
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