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- アイメイクと前髪で!ショートヘア変えずにイメチェン
50代60代女性のイメチェン企画。「ハルメクWEB」読者モデルがヘアカット&メイクで変身する様子をビフォーアフター写真でレポートします。今回は62歳の佐々木さんが「目力アップ小顔ショート」に挑戦!髪の長さを変えずにイメチェンする方法とは?
眉&目の下のクマが悩み…長めの前髪で目元を隠す日々
イメチェンというと、ヘアカットで髪の長さを変える印象が強いものですが、今回挑戦する読者モデル・佐々木さんは、もともとショートヘア。なるべく髪の長さを変えず、ショートからショートへイメチェンしたいそう。
また、左右の眉の高さが違うため、アイメイクが上手にできないのがお悩みとのこと。そこで、撮影日はいつものメイクで来てもらい、前髪カット&プロのアイメイクでどこまで変化するのか比較することにしました。
※今回も1回目同様、シニア専門ヘアサロン「えがお美容室」でヘアカット&「ビューティー体験(ネイル・メイク・ヘアセット・撮影)」をセットで実施。
イメチェンに挑戦する人:佐々木恵子さん(61歳)
「一番の悩みはアイメイク。眉の高さが左右違うことと目の下のクマを上手にカバーできず、今は仕方なく前髪で隠しています。コロナ禍でパーマをかけなくなったため、後頭部のボリュームダウンも気になります。元からショートなのであまり髪の長さは変えず、春らしい明るい印象にイメチェンできるとうれしいです」と佐々木さん。
メイク:鈴木みほさん
「加齢により顔の筋肉が衰えるにつれて、眉の位置は徐々に下がっていきます。左右で同じように下がるとは限らないので、佐々木さんのように、眉の高さの違いに悩む50代60代女性は多いです。でも大丈夫! 眉の高さ&頑固なクマをしっかりカバーして、目元を明るく、若々しく見せるメイクに挑戦しましょう」(鈴木さん)
ヘアカット:石川貴文さん
「50代60代におすすめのショートヘアは、後頭部にボリューム感のあるショートです。パーマをかけなくても、グラデーションカットでボリュームはカバーできますよ。ショートは、もみあげや前髪の長さで印象がかなり変わります。顔まわりをスッキリさせれば、明るく小顔に見えるはず。春らしい軽さのあるショートヘアを目指しましょう」(石川さん)
イメチェンのポイント1:クマはチークで隠して若々しく
まずは、アイメイクのお悩みから解決していきます。
クマと聞くとコンシーラーを思い付く人が多いと思いますが、「頑固なクマには、クリームチークがおすすめ」と、メイク担当・鈴木さん。
「粉のチークだとマットな仕上がりですが、クリームタイプはツヤが出るので、目元が明るく見えます。頬骨の位置より少し上、目の下指1本分離した辺りに、クリームチークを3か所くらい載せて、ポンポンと肌になじませます。色は、幅広い人の肌に合うコーラルピンクがおすすめ。チークで血色をよくすることで、クマや目元のくすみをカバーできます」
最後に普段使っているファンデーションを薄く重ねて、肌になじませればOK。
「クマがなくなるだけでグッと若々しい印象になるので、ご自宅でも面倒くさがらずに、ぜひこのひと手間をプラスしてみてくださいね」
イメチェンのポイント2:バランスのいいナチュラル眉に
佐々木さんのもう一つのお悩みが、眉メイク。
「佐々木さんのように、左右の眉の高さが違う場合、アイブロウペンシルでいきなり線を引くのはNG! 始まりの位置がズレると、すべてのバランスが崩れてしまいます。パウダーで眉頭の位置を左右対称になるように整えてから、そのまま自分の眉に沿って眉尻までパウダーを載せます。その後、足りない部分だけペンシルで描くのが失敗しないポイントです」
眉を描くときに注意したいのが、鏡をまっすぐ見て高さをそろえること。
「鏡を見るときに眉を持ち上げてしまうクセがある人が意外と多いんです。でも、普通に生活しているときは、眉を上げませんよね? そのちょっとした差も、眉メイクで失敗してしまう原因です。鏡の向こうにあるものを見るような、少し遠くを見るイメージがちょうどいいです」
大人女性に似合う眉は、ナチュラルなやや太めの眉。色味は、ダークブラウンからグレーがおすすめ。あまりカーブをつけず、眉頭と眉尻が同じ高さになるように描きましょう。
最後に、まつ毛をビューラーでしっかり持ち上げてからマスカラを塗り、黒目の上にアイラインを引けば、アイメイクの完成です!
眉のバランスが整い、クマが目立たなくなったことで、明るく若々しい目元になりました。
メイクと同時並行でハンドケア&ネイルを初体験!
そして、鈴木さんがアイメイクを進める間、同時並行で進んでいたのが、ハンドケア&ネイル。プロに甘皮を処理してもらってから仕上げるネイルは「イメチェンで気分を上げる」大切なポイントです。
「若い頃はピンクや赤など、明るい色が似合いますが、年齢を重ねた肌に鮮明な色のネイルを合わせると、逆に肌がくすんで見えてしまう原因に。ベージュを基本色として、肌の色味がブルーベースなら寒色、イエローベースなら暖色系をプラスした色を選ぶと失敗しません」と、ネイリスト・橋本まりえさん。
佐々木さんは肌が白くブルーベースなので、青みをプラスした「パープルベージュ」のネイルを塗ってもらいました。
イメチェンのポイント3:後頭部をボリュームアップ
続いて、ヘアカットで髪のお悩みを解決していきます。
「佐々木さんは、つむじ周りの髪が左右に分かれるクセがあるので、後頭部の髪がぺたんこになりやすいのが難点。つむじは髪が長すぎても短すぎても分かれてしまうので、髪が分かれない絶妙なバランスでカットするのが大切です」と、美容師・石川さん。
ショートの場合、小顔に見せたくて「髪をすいてほしい」とオーダーする人も多いようですが、佐々木さんのように髪が細くて柔らかい猫毛の人は、髪の量をすくのはあまりおすすめしないとのこと。
「猫毛の人が髪をすくと、どうしても貧弱なイメージになりがちです。一方、グラデーションカット(上部は長く襟足は短く、細かい段差をつけたカット)でシルエットを縦長→丸にすると、髪のボリュームはそのままでも、視覚効果により小顔に見せることができます」
イメチェンのポイント4:もみあげ&前髪カットで小顔に
さらに、もみあげをカットして顔まわりをスッキリさせると、小顔効果がアップするそう。
「もみあげの長さを変えるだけでも、顔の印象はまったく違って見えます。佐々木さんは元からショートだったので、髪の長さはあまり変えられませんが、もみあげを切ると、サイドがスッキリして小顔効果がアップします」
前髪も短くカットして、コンパクトなシルエットに。
「眉上で前髪をカットすると、顔の印象を明るく演出できます。スッキリ小顔に見せると同時に、目が大きく見える効果も。さらに、左右非対称にカットしたアシンメトリーな前髪『アシメバング』で動きを出し、大人カジュアルなスタイルに仕上げました」
スタイリングは、髪を手ぐしで根元から立ち上げながら、ドライヤーで乾かしていきます。
「髪をしっかり乾かした後に、ヘアアイロンで毛先に軽くカールをつけると、頭頂部やサイドをさらにボリュームアップできます。適当な量をザっとつまんで、毛先をアイロンに巻きつけて、手首をクルっと捻るだけでOK」
「5分で簡単にできるアレンジですが、これだけでグッとおしゃれに見えますよ」
アイメイクと前髪でイメチェン!ビフォーアフターを比較
さぁ、これでいよいよイメチェン完了です!
髪の長さが変えられないという制約があった佐々木さんですが、アイメイクと前髪カットで、春らしい軽やかなショートにイメチェンできました。
グラデーションカットで丸いシルエットにすると同時に、もみあげを短くカット。重心が上がりサイドもスッキリしたことで、小顔効果がアップしました。
後頭部にあったつむじ周りの分け目がなくなり、動きのあるショートで若々しい印象になりました。
ショートでもこんなに変わる!イメチェンで心まで軽く
イメチェン後の佐々木さんは、女優・大竹しのぶさんや榊原郁恵さんのような、明るく元気な中にも、上品で洗練された大人の女性のオーラを感じます。
そんな佐々木さんに、今回のイメチェンの感想を聞いてみました。
「アイメイクがうまくいかないこともあって、これまでずっと前髪は長めでした。でも今日、石川さんのアドバイスで挑戦してみたら、意外と似合うことがわかって。思い込みでずっと同じ髪型にしているのはもったいない、と心から感じました」
これまで苦労してきたアイメイクについても「眉頭はパウダーで整えるなど、具体的なポイントがわかってよかったです」とにっこり。
年代のお悩みに合わせた的確なアドバイスが受けられるのは、シニア専門ヘアサロン「えがお美容室」のスタッフならではの魅力かもしれません。
また、新型コロナウイルスの感染拡大でなかなか外出ができない中、美容室でプロにヘアカットやメイク、ネイルをしてもらえて、いい気分転換になったそう。
「外出自粛の影響でなかなか美容室に行けなくて、カットは3か月ぶり。最近は前髪も自分で切っていました。仕事と職場を往復するだけの日々で、気分もふさぎがちだったので、イメチェンでキレイに変わっていく自分を見て、心まで軽くなった気がします! ハンドケア&ネイルも初めての経験だったので、感動しました」
最後に、佐々木さんから、これからイメチェンしようとしている人へのメッセージです。
「まだしばらく外出自粛の期間が続きそうですが、次に美容室に行くときは、みなさんもぜひ、イメチェンに挑戦してみてください。私がそうであったように、きっと気分がスッキリして、これからまたがんばろうって思えるはずです」
春は、新しいことに挑戦するのにぴったりなシーズン。コロナ禍で気分が落ち込み気味な人は、イメチェンで見た目も気分も明るく、リフレッシュしてみませんか?
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TEL:03-5980-7522
東京都豊島区巣鴨3-20-14 山下ビル2階/不定休
美容師:石川貴文さん
20年以上のキャリアを通してお客様の理想に応え続け、えがお美容室でのサロンワークにてシニア世代の髪の悩みを解決している。講師としても活動し、そのノウハウに注目が集まっている。
メイク:鈴木みほさん
40代以上の女性を愛らしく輝かせるメイクを得意とするメイクアップアーティスト。広告をはじめ舞台、 CM、PV、コスメブランドなどでアーティストやモデルのヘアメイクを手掛け、活躍中。
取材・文=竹下沙弥香(ハルメクWEB) ヘアカット=石川貴文(えがお美容室) メイク=鈴木みほ(えがお美容室) 撮影=吉原潤一(えがお写真館) ネイル=橋本まりえ(えがお爪工房) 衣装スタイリング=久瀧ゆき(えがお洋品店)
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「イメチェン体験!ビフォーアフター」は、「ハルメク365」の読者モデルがイメチェンに挑戦する連載企画です。
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