2週間でできる!たるみ&しわ改善プログラム1
2023.09.222023年10月16日
50代女性の肌のハリを取り戻す!老け顔撃退食べ物も
肌のハリ復活!弾力を取り戻す7つのケア&たるむ原因
肌のハリや弾力が低下してしまう原因は?ハリを復活させるための対策やケア方法を詳しくご紹介!ハリ低下は加齢によるコラーゲン・エラスチンの減少、表情筋の衰えの他にもさまざまな原因があります。ハリを取り戻すケアにおすすめの美容成分も!
そもそも肌の「ハリ」って?ハリ不足とはどんな状態?
肌のハリは、肌の真皮層に存在するコラーゲンやエラスチンがしっかり網目状の構造になっていることで保たれています。
加齢や紫外線ダメージなどの影響でコラーゲンやエラスチンの減少が起こると、肌の土台がゆるみ、ハリや弾力が失われることに。
肌がハリ不足になると、以下のような悩みにつながります。
- たるみ
- ほうれい線やマリオネットライン
- 毛穴が広がる
- 肌のキメが荒くなる
- 小ジワが目立つ
- 肌が乾燥する など
肌のハリや弾力低下が気になってきたら、早めにケアを始めましょう。
肌のハリや弾力低下・たるみの原因
ここからは、肌のハリや弾力低下・たるみが起こる原因について解説します。
加齢によるコラーゲン・エラスチンの減少
肌にハリや弾力を与えているコラーゲンやエラスチンは、年齢とともに減少。これにより、肌のハリも同時に低下していきます。
閉経後の5年間で皮膚のコラーゲンは最大30%失われ、その後は閉経後の各年で2%ずつ減少するという研究結果もあります。
年齢に応じた肌の変化は誰にでも起こるものであり、どんな人も避けることはできないもの。エイジングサインを感じたら、早めにケアをするのがおすすめです。
表情筋の衰え
顔の皮膚を支える筋肉である表情筋の衰えも、肌のハリ低下の原因の一つです。無表情で過ごすことが多く、表情筋を使う機会が減ると、筋肉量が減少してしまいます。
近年ではマスクの長時間着用やリモートワーク・テレワークの定着により、ハリ低下リスクが増加。意識して表情筋を動かすことが大切です。
紫外線
紫外線は、肌のハリや弾力に関わる真皮層にダメージを与える肌の大敵です。
紫外線にはUV-A波とUV-B波がありますが、UV-A波は肌の真皮層にまで届いて、コラーゲンやエラスチンを破壊してしまいます。
紫外線はシミやそばかすの原因として知られていますが、それだけではありません。ハリや弾力を奪い、たるみを引き起こす原因でもあります。
肌の乾燥にもつながるため、しっかり対策しましょう。
乾燥
乾燥して肌に潤いがなくなることも、ハリ不足になる原因です。肌に潤いがなくなると、紫外線などの外部刺激から肌を守るバリア機能も低下してしまうため、悪循環が起こることに。
水を飲まないことによる水分不足、湿度の低下、間違ったスキンケア、長時間エアコンの風に当たるなどは、肌の乾燥につながります。
肌の酸化や糖化
肌の「酸化」や「糖化」もハリ低下を引き起こします。
「酸化」とは、物質が酸素と結びつくことです。皮脂が酸素と結びついて酸化すると、過酸化脂質(肌のサビ)となり、これが肌を刺激して肌荒れが起きたり、ハリや弾力低下が起きたりします。
また、「糖化」もハリ不足やくすみ、たるみといった肌悩みにつながる原因です。
糖化とは、皮膚の内部で糖とタンパク質が結び付く現象(糖化反応)のこと。糖化が起こるとコラーゲンやエラスチンといった細胞の劣化が起こり、ハリ・弾力低下、シワやくすみ、シミとなって表れたりします。
普段から炭水化物や脂質の多い食生活を送っていたり、よくお菓子を食べる人は糖化に注意が必要です。ビタミン不足も肌の糖化が起こりやすくなります。
間違ったお手入れ
洗顔やクレンジング、スキンケア時に、間違ったやり方でお手入れをしていると、肌に負担がかかり、乾燥やハリ低下を招くことに。
特に、肌をタオルでゴシゴシ拭く、頻繁にスクラブを使うといったお手入れ方法は肌に負担がかかります。
生活習慣
睡眠不足や悪い姿勢、口呼吸など生活習慣の中にもハリ低下の原因があります。
寝ているときには成長ホルモンが分泌され、健康な肌をつくっています。しかし、睡眠不足になると成長ホルモンの分泌が妨げられてしまうことに。寝不足は肌のターンオーバーを乱してしまうため、しっかり睡眠を取りましょう。
悪い姿勢や口呼吸は、肌のたるみを招く悪習慣です。
また、喫煙にも注意が必要です。タバコを吸うと、活性酸素が大量に発生して細胞の酸化が起こり、コラーゲンの産生を低下させてしまいます。この活性酸素を除去するために体内で大量のビタミンCが消費されてしまうことも、肌に悪い影響を与えます。
喫煙は老化に大きく関係しており、喫煙によって起こる老け顔は「タバコ顔」とも呼ばれています。
弾力復活!肌のハリを取り戻す7つのケア方法
ここからは、肌のハリを復活させるためにおすすめの方法をご紹介します。
正しいスキンケアで肌を保湿する
肌のハリや弾力、ツヤをアップさせるためには、正しい順番・やり方でスキンケアを行い、肌を保湿することが大切です。
スキンケアの基本は「水分が多いアイテム」から使い、「油分が多いアイテム」で蓋をするイメージです。洗顔後は肌が乾燥しやすくなるため、すぐにスキンケアをしましょう。
人によっても肌質や特に気になる肌悩みは異なるため、自分の肌に合うものを選ぶことも大切です。
ハリ・弾力に効果的な美容成分を取り入れるといいでしょう。
美顔器の中には、ハリ肌のためのケアが可能なものもあるため、美顔器によるケアを取り入れるのもおすすめです。
表情筋トレーニング
表情筋の衰えも肌のハリ不足の原因の一つです。表情筋トレーニングでは、皮膚の土台である表情筋をしっかり育てていくことで、若々しい顔立ちや表情を目指せます。
- 骨盤をしっかり立てるように座り、顔・頭・体に1本の軸が通るようにイメージする
- 目をしっかり開いて口角を持ち上げて「二―」と頬を上げる
- 上の歯が8本見えるようにしっかり笑顔をつくってキープ
- 口まわりの筋肉を使い「コー」と口をすぼめる
- 「二―」「コー」の動作を交互に「ニーコーニーコニーニー」の歌に合わせて5回繰り返す
肌にいい食べ物を取り入れる
肌をつくっているのは、毎日食べている食べ物です。肌のハリ・弾力アップのために、肌にいい食べ物や栄養素を取り入れましょう。
新陳代謝に欠かせないタンパク質、肌のターンオーバーにかかわるビタミンB群、活性酸素を掃除する「ビタミンACE(ビタミンエース)」などがおすすめです。
食事で不足しがちな栄養素はサプリメントで摂取するという方法もあります。
紫外線対策の徹底
紫外線は、コラーゲンやエラスチンを壊し、バリア機能を低下させて肌を乾燥させる原因です。日焼け止めや日傘、帽子、サングラスなどでしっかり紫外線対策を行いましょう。
コラーゲンやエラスチンを破壊するUV-A波は室内にまで入り込むため、部屋で過ごす場合も日焼け止めを塗るのがおすすめです。
生活習慣・食生活の見直し
生活習慣や食生活が乱れている人は、なるべく規則正しい生活を送ることを心掛けましょう。特に、栄養バランスの整った食事、適度な運動、良質な睡眠は健康な肌のために欠かせません。
美容医療の施術
美容皮膚科などで受けられる美容医療の施術でも、肌のハリ・弾力をアップさせるケアができます。
- レーザー治療
- ハイフ
- ダーマペン
- ケミカルピーリング
- ヒアルロン酸注入
- 糸リフト など
美容医療の施術には副作用やリスクもあるため、治療を受ける際は、信頼できる医療機関に相談することが大切です。
ホルモン補充療法
ホルモン補充療法(HRT)を行うのも効果的です。
ホルモン補充療法(HRT)とはエストロゲンを薬で補う治療法のことで、エストロゲン欠乏によって引き起こされる更年期症状の緩和、膣炎や性交痛の改善、骨粗鬆症予防などの効果があります。
また、肌のハリやツヤ、髪の毛のツヤを保つ効果も期待できます。
肌のハリのケアにおすすめな美容成分
肌のハリや弾力を取り戻したいのであれば、美容成分を活用するのもおすすめ。
基礎化粧品にはエイジングケア成分などさまざまな美容成分が配合されているため、自分の肌の悩みにあったものを選びましょう。
セラミド
セラミドは、水分保持や保湿機能、外部からの刺激から肌を守る「バリア機能」を担う大切な成分。セラミドも年齢を重ねることで減少してしまうため、スキンケアで補いましょう。
セラミドには複数の種類がありますが、肌の構造に近く高い保湿力がある「ヒト型セラミド」がおすすめです。
レシチン
レシチンはセラミドに似た保湿作用や抗酸化作用があります。刺激性がなく肌質を選ばずに使えるため、敏感肌の人でもOKです。
乾燥による肌荒れが気になる人は、保湿や保護作用のある「水添レシチン」がいいでしょう。
ヒアルロン酸
ヒアルロン酸は、人間の肌にもともと存在する成分です。高い保水力を持っていることが特徴で、肌に潤いを与え、パン!とハリや弾力のある肌に導いてくれます。
ヒアルロン酸の中でも「アセチルヒアルロン酸ナトリウム」は保湿力に優れ、乾燥や肌荒れが気になる人におすすめの成分です。
レチノール
レチノールは、ビタミンAの一種です。
コラーゲン生成を促して肌にハリや弾力を与える、肌のキメを整える、毛穴や皮脂ケアといった効果が期待できます。純粋レチノールは厚生労働省にシワ改善効果が認められた3成分のうちの一つでもあります。
ただし、レチノールは人によっては肌に刺激を感じたり、赤みが出たり、副作用が起こることも。敏感肌の人は注意して、自分の肌に合うかどうかチェックするといいでしょう。
ビタミンC誘導体
ビタミンC誘導体は肌のハリや美白、シワやたるみが気になる人におすすめの成分です。皮脂分泌を抑える作用もあるため、皮脂や毛穴が気になる人にも向いているでしょう。
ナイアシンアミド
ナイアシンアミドは、ビタミンB群の一種です。コラーゲンの生成を促して肌にハリを与える、シミやくすみ対策、肌荒れ予防などマルチな美肌効果が期待できます。
ナイアシンアミドも、厚生労働省にシワ改善効果が認められている成分なので、シワが気になる人にもおすすめです。
編集部推薦!肌のハリの復活におすすめのアイテム3選
ここからは、ハルメク365編集部がおすすめする肌のハリケアができるアイテムをご紹介します。
セリジエ 薬用アイ&リップクリーム
薬用アイ&リップクリームは、シワ改善効果のあるナイアシンアミドを配合したクリームです。特に薄いまぶたや口元の皮膚で効果を発揮するので、目元や口元が気になる人にぴったり。保湿成分のサンゴ草抽出液とメリッサエキスも配合しています。
ヤーマン RF 美顔器 フォトプラス EX
ヤーマン RF 美顔器 フォトプラス EXは1MHzのRF(ラジオ波)でハリ肌のケアができる美顔器です。肌悩みや気になる部分に合わせ、6つのモードで幅広いケアができます。
ドクターシーラボ VC100ダブルリペアセラム
ドクターシーラボ VC100ダブルリペアセラムは、ハリのなさやキメの乱れ、くすみが気になる人におすすめの美容液です。セラミドや高濃度ビタミンC配合で、弾力のある肌へ導きます。
肌のハリアップ成分を取り入れて効果的なケアを!
肌のハリや弾力は、加齢という自然な変化だけでなく、紫外線ダメージや乾燥、肌の酸化や糖化、間違ったお手入れなどによって低下が起こります。
正しいスキンケアと紫外線対策を行い、生活習慣や食生活を見直して、ハリケアを行いましょう。スキンケアには、肌のハリをケアできる成分が入っているものを選ぶと、さらに効果的なケアにできますよ。
※効果には個人差があります。試してみて異変を感じる場合はおやめください。
※記事内の価格は2023年9月8日時点のもので、すべて税込です。
監修者プロフィール:逗子メディスタイルクリニック院長 徳永理恵さん
国立東京医科歯科大学医学部を卒業後、同大学形成外科所属。横須賀市立市民病院では美容レーザー外来の立ち上げを行う。都内美容皮膚科勤務を経て、『医療の力でQOLを上げる』をコンセプトに、2010年逗子メディスタイルクリニックを歯科医の夫と開院。3人男子の育児にも奮闘中。所属学会:日本形成外科学会、日本美容皮膚科学会
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